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生殖危機 化学物質がヒトの生殖能力を奪う
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生殖危機 化学物質がヒトの生殖能力を奪う

シャナ・H.スワン(著者), ステイシー・コリーノ(著者), 野口正雄(訳者)

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生殖危機 化学物質がヒトの生殖能力を奪う

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 2022/01/22
JAN 9784562059928

生殖危機

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商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2023/08/25

地球上に広がる化学物質により、ヒトの生殖能力の低下が止まらない。世界的な環境・生殖疫学者が、生物の存続を危うくする「内分泌かく乱化学物質」について説く書籍。 西洋諸国では、精子数とテストステロン(男性の性ホルモン)の値が劇的に低下している。精子数は、過去40年で50%も急減し、...

地球上に広がる化学物質により、ヒトの生殖能力の低下が止まらない。世界的な環境・生殖疫学者が、生物の存続を危うくする「内分泌かく乱化学物質」について説く書籍。 西洋諸国では、精子数とテストステロン(男性の性ホルモン)の値が劇的に低下している。精子数は、過去40年で50%も急減し、勃起障害など、性的な不活発さも広範囲に生じている。 女性の生殖機能も変化している。良質の卵子を失う年齢が早まり、流産も増えている。世界の出生率は、1960年から2015年にかけて50%低下。さらに、妊娠し、出産予定日まで維持する能力の低下は、年齢が若いほど顕著である。 生殖機能の異常は、人間だけでなく野生生物の間でも増えている。こうした種を超えた異常は、環境に広く存在する化学物質「内分泌かく乱化学物質(EDC)」が引き起こしている。 EDCが、必須ホルモンの濃度を不適切な方向に変えてしまうのだ。 セクシュアリティやジェンダーが流動的な人が増えている。2017年の調査によれば、米国のミレニアル世代(1980~99年生まれ)の8.1%が、自らをLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)と考えていた(2012年は5.8%)。 ジェンダーの流動性にも、EDCの関与が考えられる。妊娠中、胎児がある種の化学物質にさらされると、男児と女児の間で認められる、脳が関わる性差の一部が弱まる可能性がある。 環境に排出された化学物質は、食物や水などを通して私たちの体内に入り、様々な形で害を及ぼす。それは、自然界の生物にとっても同様だ。近年は、昆虫の個体数が劇的に減少しているなど、生態系の存続に懸念が生じている。

Posted by ブクログ

2022/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私たちが日常で使う物や環境が人間の生殖能力に影響するかはデータを元に記載されている。 文章が長いので端的に専門用語を噛み砕いてあると尚良いと思いました。

Posted by ブクログ

2022/06/28

現在、世界的に問題になっている精子数の減少・卵子の質の低下および少子化問題について解説された一冊。男性の精子の量が減り、女性の卵子の質が低下している原因として、主に環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)の影響があるといい、対象の環境ホルモンの全貌が細かく説明される。環境ホルモン自体...

現在、世界的に問題になっている精子数の減少・卵子の質の低下および少子化問題について解説された一冊。男性の精子の量が減り、女性の卵子の質が低下している原因として、主に環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)の影響があるといい、対象の環境ホルモンの全貌が細かく説明される。環境ホルモン自体は、食べ物のほか、普段使っているような日用品にも含まれているようで、生活からすべて除去するのはかなり大変。ちょっと難しい部分もあるが、全体的に読みやすかった。

Posted by ブクログ