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小さな手 ホラー短編集 4 岩波少年文庫627
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小さな手 ホラー短編集 4 岩波少年文庫627

佐竹美保(絵), 金原瑞人

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小さな手 ホラー短編集 4 岩波少年文庫627

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2022/01/17
JAN 9784001146271

小さな手

¥715

商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/09/07

図書館で借りた本なので、急いで読まなきゃと思ってあわてて読んでしまった。 シリーズとしては4巻目、その4巻目で満を持してというか、ホラーといったら外せない『猿の手』が初っぱなな収録されていました。この『猿の手』は色々な人がアレンジをして書かれているし、漫画にもなっているので『あー...

図書館で借りた本なので、急いで読まなきゃと思ってあわてて読んでしまった。 シリーズとしては4巻目、その4巻目で満を持してというか、ホラーといったら外せない『猿の手』が初っぱなな収録されていました。この『猿の手』は色々な人がアレンジをして書かれているし、漫画にもなっているので『あーあれかー』という感覚になってしまった。 誌名にもなっている『小さな手』は、ホラーというには優しく切ない話だった。同じ手でも『五本指の獣』にくらべると、大分雰囲気が違う。キプリングの『子どもたち』の作中に『子どもを笑うような連中は――子どもといっしょに笑うのは別ですが――ろくでなしですよ!』という一文があって、さすがだなあと感じ入ってしまった。 ジュニア向けにと編選されたこの本、今後も続けて欲しいと思った。

Posted by ブクログ

2023/06/22

 二〇二二年刊行、岩波少年のホラー短編集第四弾。一から読んでいるが相変わらず楽しめている。 ■W・W・ジェイコブズ『猿の手』(一九〇二)  最後、決めつけないところが面白い。 ■トルーマン・カポーティ『ミリアム』(一九四五)  すごく好き。夫を亡くして何年も経ち、何不自由なく...

 二〇二二年刊行、岩波少年のホラー短編集第四弾。一から読んでいるが相変わらず楽しめている。 ■W・W・ジェイコブズ『猿の手』(一九〇二)  最後、決めつけないところが面白い。 ■トルーマン・カポーティ『ミリアム』(一九四五)  すごく好き。夫を亡くして何年も経ち、何不自由なく、一方で特段の趣味やこれといった喜びもなく淡々とニューヨークで暮らしている初老の女性、ミセス・ミラー。その生活に突如入り込んできた恐怖。付け入られる隙があったかもしれない。何か過去の因縁の結果なのかもしれない。かもしれないけれど全く理由はわからない。頼れる人はいない。でも人生は続く。どうするミセス・ミラー。彼女の行動や心情の全てに共感してしまった。 ■アンブローズ・ビアス『月明かりの道』(一九〇七)  お父ちゃんの来し方が謎めいている。 ■W・F・ハーヴィー『五本指の獣』(一九五三)  怖い。謎は謎のまま…?と思ってしまうのはホラーでなくミステリーの読み方をしてしまうせいか。 ■ブルース・コウヴィル『首を脇に抱えて』(一九九三)  寓話のような一編。「ブライアンは死人とは思えないほど怒っていた。」の一文がかっこいい。 ■ロバート・ルイス・スティーヴンソン『死体泥棒』(一八八四)  こういうことが医学の礎になっているのかと思うと…。 ■アーサー・キラ=クーチ『小さな手』(一九九〇)  幽霊と暮らしたことがあるというペティットおばさんの昔話。すてき。 ■ラドヤード・キプリング『子どもたち』(一九〇四)  初めは意味が分からず、ちょっと検索などしてヒントを得てもう一度読み直した。すると「心がはり裂けそう」「魂を肉体から引きはがされるような」「うらやましい」といった言葉がぐさぐさ胸に突き刺さってきた。なんと悲しく切なく、でも優しく、前向きさも感じさせる…物語だろう。これも好き。

Posted by ブクログ

2023/04/15

英米のホラー短編集。 ゾクリとする不気味な話からユーモラスな話までバラエティー豊か。有名な『猿の手』は怖く、表題作の『小さな手』が温かくて好き。全て読み終えてから佐竹美穂さんの表紙の絵を見ると物語の要素が少しずつ取り入れられいるのに気付き、感慨深い。 このホラーシリーズを読んだ...

英米のホラー短編集。 ゾクリとする不気味な話からユーモラスな話までバラエティー豊か。有名な『猿の手』は怖く、表題作の『小さな手』が温かくて好き。全て読み終えてから佐竹美穂さんの表紙の絵を見ると物語の要素が少しずつ取り入れられいるのに気付き、感慨深い。 このホラーシリーズを読んだのはこちらが初。他も読みたいのだけど『南から来た男』だけ品切れ中で読めないのが残念。

Posted by ブクログ

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