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アメリカ現代思想の教室 リベラリズムからポスト資本主義まで PHP新書1294
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 2022/01/15 |
| JAN | 9784569851136 |
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アメリカ現代思想の教室
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商品レビュー
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9件のお客様レビュー
今アメリカ社会でなぜトランプが求められるのかを知るために、アメリカ思想史の流れをライトに追いたくて手にした本書。大枠で主要な考え方を理解できて、良かった。 1980年代にレーガンやサッチャーがネオ・リベラリズムの流れを作る。当時は人々が豊かになる未来が描かれていたが、グローバリ...
今アメリカ社会でなぜトランプが求められるのかを知るために、アメリカ思想史の流れをライトに追いたくて手にした本書。大枠で主要な考え方を理解できて、良かった。 1980年代にレーガンやサッチャーがネオ・リベラリズムの流れを作る。当時は人々が豊かになる未来が描かれていたが、グローバリゼーションが加速し移民が流入したことも相まって米国の中関層は貧しくなってしまう。国民国家の強化という名のもと、登場したのがトランプというのが大まかな流れ。 個人的に興味深かったのが、1970年代に提唱された自由主義(リベラリズムとリバタリアニズム)が形を変えて今の時代に戻ってきていること。 まず、1971年にロールズが提唱したリベラリズムは、多様性を前提としながらいかに公正な社会をつくるかという考え方。よって、生まれつきの才能も共通の財産として社会で分かち合うべきとしている。現在資本主義に限界を感じ、社会主義に好感を持つ人たちの思想はこの流れを引いている。 一方で同じ自由主義でも、リバタリアニズムという考え方は、公正による観点で人の自由を制限しないことが前提となっている。この流れを引いているのが、新反動主義、オルタナ右翼と言われる「自由に基づき民主主義を否定する」思想。ピーター・ティールなど、トランプを支持する情報テクノロジー主義者が主張している。この思想は「加速主義」へと移行しつつあり、ポスト労働の世界、つまりAIが労働を肩代わりすることで、人間社会では支配する側とされる側にくっきり分かれるという未来まで描かれている。 私は圧倒的に前者派だが、後者の流れが一気に加速しそうで非常にこわい。まだ粗々でしかつかめてないので、このあたりをもう少し深く学んでみたい。
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1日で読み終わる非常にコンパクトな新書。 第1部はロールズとノージック、サンデル、テイラー、ローティという感じでリベラリズム周りの議論をざっくり追える。 他の本で予備知識があったから読めたもののこれだけじゃ厳しいだろという記述もあったが、とにかくコンパクトなので満足。 コミュニ...
1日で読み終わる非常にコンパクトな新書。 第1部はロールズとノージック、サンデル、テイラー、ローティという感じでリベラリズム周りの議論をざっくり追える。 他の本で予備知識があったから読めたもののこれだけじゃ厳しいだろという記述もあったが、とにかくコンパクトなので満足。 コミュニタリアニズムの積極的な主張って何なんだろうと以前から思っていたので、「亡霊」と著者が切って捨ててくれてスッキリした。あとローティの思想もよく分からなかったけど、ロラン・バルトみたいな感じで時代に合わせていろいろ変遷してきた人らしい。ロールズが変わったんじゃなくて周りが誤読してただけ、というローティの評も面白かった。著者の好みに影響されてる気もするけど、結局ロールズなんだろうか。 第2部はデモクラシーについて。 フランシス・フクヤマやネオ・リベラリズム、ポスト資本主義などなど。正直ここは時事ネタ感が強く、どれも古い話に思えてあまりピンと来なかった。 一番最後に「ミラーワールド」の話が紹介されていたけど、これって完全にメタバースのことだよな。メタバース元年でもある2021年に提唱されたらしいが、当時はまだ近未来の話って感覚だっただろうか。覚えてないけど、それだけここ数年で世界が大きく変わったってことなんだろう。
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混沌とするアメリカ現代思想について、ベーシックならリベラリズムやネオリベラリズムの解説から、まさに現代である暗黒啓蒙主義や加速主義まで手を伸ばす。 基本的なリベラリズムの整理はきっちりしており、わかりやすい本だが、まさに今の思想整理についてはさすがに紙幅が足りない印象もあった。...
混沌とするアメリカ現代思想について、ベーシックならリベラリズムやネオリベラリズムの解説から、まさに現代である暗黒啓蒙主義や加速主義まで手を伸ばす。 基本的なリベラリズムの整理はきっちりしており、わかりやすい本だが、まさに今の思想整理についてはさすがに紙幅が足りない印象もあった。 それでも、現在の状況把握には非常に有用な本。掘り下げは紹介されている各種本でさらにやろう。
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