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十二神将変 新装版 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2022/01/06 |
| JAN | 9784309418674 |

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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
歌人、塚本邦雄の長編小説。ある男がアヘン摂取で死んでいた。秘密裏にアヘンのケシを育てる集団。飾磨天道、淡輪空晶の周辺のご近所、家族の関係とは。仏教、茶道、植物名、短歌季語が入り乱れる和風ミステリー。 ---------- 茶道と仏教関係の言葉が全然わからない。何回単語...
歌人、塚本邦雄の長編小説。ある男がアヘン摂取で死んでいた。秘密裏にアヘンのケシを育てる集団。飾磨天道、淡輪空晶の周辺のご近所、家族の関係とは。仏教、茶道、植物名、短歌季語が入り乱れる和風ミステリー。 ---------- 茶道と仏教関係の言葉が全然わからない。何回単語を調べれば良いんだ。 解説では、女たちが影で男たちを操っている、とあるが…、表面的に見れば、ことごとく男尊女卑。古い作品であるといった感をぬぐえない。男たちは何もせず。女だけが家事雑務を当たり前ようにやっている。 狭い家の間柄で恋愛関係や性的な関係が入り乱れているという印象。 会話の言い回しと思考の歩みが風流というか、きめ細やか。このような会話を現代風にするとどうなるのだろう 源氏物語オマージュなんですね。 未雉子と立春の関係がよくわからんな。でも好きだったのは正午なんだ? 相手にされなかったから鞍替えしたのか。 杏八がかなり得な立場にいるような気がする けし栽培と阿片製造のことを誰も咎めないのは何でだよ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ペダントリー溢れるサザエさんブロマンス入り。 職業学歴上澄の人々の隣近所と商店街と地元高校同窓会で構成されたホーム群の中で逆巻くその一員の青年の死の謎。 真相が露見した時、青年の無抵抗さに驚く。最初から死体役として用意されてたかのよう。 登場人物多くて複雑な中、女主人公は嫌なお隣さんの娘さん(訳あり妊婦)未雉子で 男主人公はサザエさんだと波平(最大びっくり展開、妻の弟と?!DR)に当たる天道だと思いました。
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中井英夫にハマってた頃、「短歌研究」や「日本短歌」の編集長だった中井に並んでよくその名を見かけた。現代短歌の巨星、塚本邦雄。寺山修司らとともに前衛短歌運動を行い、短歌を現代に蘇らせた歌人である。この人の短歌は全然違う。 その塚本邦雄が遺したミステリ「十二神将変」。三十一文字の短い...
中井英夫にハマってた頃、「短歌研究」や「日本短歌」の編集長だった中井に並んでよくその名を見かけた。現代短歌の巨星、塚本邦雄。寺山修司らとともに前衛短歌運動を行い、短歌を現代に蘇らせた歌人である。この人の短歌は全然違う。 その塚本邦雄が遺したミステリ「十二神将変」。三十一文字の短い言葉に、沢山の意味を閉じ込める魔術師ゆえにこの文章の言語感覚に陶酔したい。 まさに中井英夫の「虚無への供物」にも似た絢爛豪華な文体、悪く言えばまだるっこしい傑作である。「虚無への供物」を彩る花が薔薇なら、「十二神将変」は罌粟だ。中井英夫がダメな方はこれもだめでしょう。 魔法陣を象った九星花苑で急死した最上立春。死因はヘロイン。その傍らに十二神将の一体が置かれ。サンスクリット学者、精神病理学者、茶道家、菓子司、浮世離れな面々の人間関係、力関係。男世界、女世界、絡み合う男女関係。 立春と女性たちとの忍ぶ恋、時に同性愛の薫りもさせながら、いきなりラストで犯人が明かされる。 ミステリと言っても探偵小説ではない。犯人を当てようとするのは無駄だ。探偵や警察が出てくるわけではない。立春は開始早々で死ぬが、殺人だと騒がれもせず、淡々と話は進む。ミステリだと言われなければ何も気づかないで最後にへえ~と思うだけだろう。 ラストの短歌が素晴らしい。紹介したいけどネタバレになるので書けません。それがいろいろな意味を持つ。さすが巨星の短歌なのです!
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