旧約聖書 人物図鑑

山我哲雄(監修)

• 販売会社／発売会社: 東京書店
• 発売年月日: 2021/12/22
• JAN: 9784885744631

商品レビュー

2023/09/21

おそらくいきなりでは難読すぎるであろう聖書を読むために…と思い、図書館で手に取った本、その2。

その1の「聖書の英語の物語」もそうだったんだが、今回は旧約聖書に的を絞って借りてみた。

たぶん地名と人名でしっちゃかめっちゃかになると思うんだ。
だから人物図鑑なんて、めちゃくちゃ予習になるんじゃない？！
…って思ったけど、

なんだかライトそうな切り口であろうが、ポップなイラストがあろうが、

こんな大勢の人物名は覚えられん！！

コレはやはりいきなり聖書を読んだ方が、逆にわかるのでは？

とは言え、もし去年の今頃、この本をなんとなく手に取って読んでたら、
絶対ちんぷんかんぷんだったと思うんだ。

この半年ぐらいで仕入れた知識は、
聖書に描かれた創世の物語や、イスラエルの民の成り立ち、古代メソポタミア世界の史実の流れから、聖書に出てくる主要人物、主要エピソード…などなど、
わりと多岐にわたって蓄積されてたんだな、とコレを読んでいて改めて確認した。

今年のわたしの聖書に対する理解力は間違いなく数段高くなっているぞ、すごい！笑

うん、やっぱりそろそろ本丸行くか…。

とりあえずは旧約聖書から挑戦してみよう。

2022/03/28

〇ざっくりと旧約聖書と新約聖書の2さつだけだと思っていた。旧約聖書が39冊の書物を集めたものとか知らなかった。＋外典。幼稚園はキリスト系だったんだけど。
〇誰と誰がつながっているかとか相関図、一人一人まとめてくださっているが、追い切れない。
それぞれのストーリーを眺めていくと、旧約聖書を丸々読んだ気になれる
〇ドロドロやわあ
〇ノアさんが洪水にあったとき、六百歳
〇史実がどれくらい反映されてるのかな？
〇文物破壊(偶像的なの)は、宗教的、当時の社会観的にしょうがないけど、ツラい
〇西洋絵画とか小説の聖書モチーフの調べにも活躍するかも。日本の創作物でもモチーフにしたものあり。
〇トンデラハウスの大冒険は、新約聖書なんだね。

・モーセ五書…５冊
・知恵文学…５冊
・歴史書…12冊
・予言書…17冊

※識字ミス
P215
｢捕まったの若者の中でも特に優秀…｣
→｢捕まった若者の中でも特に優秀…｣

2022/01/25

ありそうで無かった本だと思います。

単純化しすぎと思われる方もいるかもしれないけれど、旧約聖書における人物関係は、色々ややこしいので、これ位にまとめてくれないと、とっつきにくいものになってしまうだろう。

ただし、登場人物のイラストについてはあまり評価しない。画像的印象が強くなり後々悪影響を与えるのではと思ったりもする。杞憂かもしれませんが。。。

旧約聖書に全く親しんでいない人にとっては、お勧めするものではありません。代表的な“旧約聖書物語“は一通り基本知識として持っているけれど、南北イスラエル分裂後の王の変遷と預言者についてとなるとちょっと、という方にとって最適なものと思われます。