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ビショップ氏殺人事件 曽野綾子ミステリ傑作選 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2021/12/22 |
| JAN | 9784122071551 |
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ビショップ氏殺人事件
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
もちろん著者の名前は知っていたものの、これまで一作品も読んだことがなかったが、ミステリも書いていたのかと興味を持ったので読んでみることにした。 巻頭の『ビショップ氏殺人事件』は雑誌「宝石」の立て直しを図ろうとした江戸川乱歩が探偵小説好きとされる文壇作家に声をかけ、その一人とし...
もちろん著者の名前は知っていたものの、これまで一作品も読んだことがなかったが、ミステリも書いていたのかと興味を持ったので読んでみることにした。 巻頭の『ビショップ氏殺人事件』は雑誌「宝石」の立て直しを図ろうとした江戸川乱歩が探偵小説好きとされる文壇作家に声をかけ、その一人として著者が応じて書いたものとのこと。確かにこれはしっかりした謎解きの本格ミステリー。 それ以外の収録作はパズラーではなく、登場人物の隠された心理や表には現れない人間関係、人生の綾といったものを描くことに作者の関心はをあったのだろうと思われるが、犯罪や事件を通すことでサスペンスを高め、人間に潜む心の暗部を上手く表現していると思う。 事故死で亡くなったと思われる夫を実はその妻が殺害したのではないかとの疑惑を持った男が探偵役を務める『人生の定年』が一番好みだったかなあ。
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表題作含む六作品収録の短編集 いずれの作品も楽しめました ミステリ小説も書いていた人だったんですね 表題作は横浜の山手が舞台でした 家政婦さんや居候など登場してきて 犯人は誰なのかと新聞記者が調べるが・・・ 気になる作家さんがまた増えちゃいました
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曽野綾子の思想的原点はどこにあるのだろう いくつかの初期作品に触れた感触だけで想像するに 太宰治の影響が強いのではないか 勝手にそう思っている 「ビショップ氏殺人事件」 昭和30年代のはじめだから、朝鮮戦争の少しあと 優しいアメリカ人の見せる父性に対して 若き日本人の抱える甘え...
曽野綾子の思想的原点はどこにあるのだろう いくつかの初期作品に触れた感触だけで想像するに 太宰治の影響が強いのではないか 勝手にそう思っている 「ビショップ氏殺人事件」 昭和30年代のはじめだから、朝鮮戦争の少しあと 優しいアメリカ人の見せる父性に対して 若き日本人の抱える甘えと屈託が 殺人事件を引き起こす 「華やかな手」 女子生徒に人気のある大学教授 彼は赤ん坊のとき、事故で片方の手首を失っている 不具の意識から結婚を避けている様子だが しかし人生に絶望してはいない 明確ではないけれどもキリスト教への傾倒が垣間見える 「消えない航跡」 生きてるときは嫌なやつと思っていても 死んだあとでは良いやつだったように印象が変わることもある それがセンチメンタリズムだ 大人の世界にはあまりないことだが しかし、真実の裏付けがあるとなれば話は別だ たとえそれが下世話な興味で暴かれた真実であろうとも 「競売」 物質主義によって迷信を退け 勝利の美酒に酔いしれる しかしその直後 戦後失われつつある人の心への感傷をくすぐられ あっさり騙されてしまう 「人生の定年」 会社の上役が交通事故で死んだ しかし本当は保険金狙いの自殺だったんじゃないか そんな噂の真相を探るうちに 殺人事件の可能性まで浮かび上がってくる 最後のほうに「日本浪曼派の詩人」が出てくるあたり ミステリというよりは 戦後日本人の孤独を書いた文芸作品と言うべきだろう 「佳人薄命」 曽野綾子のミステリ作品は 真相を探る探偵にこそ 心の闇を見出そうとするところがあって それが独特の味になっている センチメンタリズムを否定したくない気持ちは あったかもしれない この作品では「読者への挑戦」に相当する台詞が用意されており 一見、正統派の本格ミステリと思わせるのだが その後にさらなる展開がある
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