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007/ロシアから愛をこめて 新訳版 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2021/12/20 |
JAN | 9784488138103 |
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007/ロシアから愛をこめて 新訳版
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
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ロシアの"スパイ殺し機関"SMERSH(スメルシュ)からターゲットにされたジェームズ・ボンド。 冒頭、ロシアのSMERSHたちの会議のシーンなどが続き、1/3をまで読んでもまだジェームズ・ボンドが出てこないのに物語に引き込まれて飽きない。 ボンドが出て来てからはほぼオリエント急行のシーン。最後まで面白い。ほいで最後、ボンドは毒刃で刺されて死ぬ。 https://en.wikipedia.org/wiki/From_Russia,_with_Love_(novel) 新訳だからか、古い作品特有の読みにくさはない。今後もこの新訳シリーズには期待できそう。
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2022/2/4北京五輪開会式の日に読了した。(当時、全く意識はしなかったけど) SMERSHの「ボンドに恥辱を与えて殺害する」作戦が、なんかみみっちい。どうせ美女を使って誘惑するなら、ラブシーンに力を入れて欲しかったが、あの程度の描写が1950年代の限界だったか? あと、結末は所謂「クリフハンガー」で、次回作を期待させるものだったのかな?
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なんだこれ、『カジノ・ロワイヤル』から、格段にスケールアップしている! というのが、冒頭を読んでみて、いきなりの印象だ。 プールサイドで、底知れない男の筋肉をもみながら、その女性は、相手のことを、知るまい、知るまいと気をつけている。 読者としては知りたいのだが、彼女の生命のために...
なんだこれ、『カジノ・ロワイヤル』から、格段にスケールアップしている! というのが、冒頭を読んでみて、いきなりの印象だ。 プールサイドで、底知れない男の筋肉をもみながら、その女性は、相手のことを、知るまい、知るまいと気をつけている。 読者としては知りたいのだが、彼女の生命のためには、まったくもってそれが正解だろう。 さて、読んでも読んでも、007は出てこない。 ジェームズ・ボンドの名前も出てこない。 出てくるのは、マッサージを受けていたドノヴァン・グラントなる男についてだ。 アイルランド娘とドイツ男性の一夜の関係で生まれたこの男は、殺人狂である。 今でこそ、犯人像として珍しくない人物だが、1957年出版の本に出てくるとは思わなかった。 自国に飽き足りなくなった青年は、ソビエトに渡り、天職にたどり着く。 SMERSH(スメルシュ)――ソビエトの誇る暗殺機関の、死刑執行官である。 ソビエトは、スメルシュを使って、ある男の暗殺を決定した。 007――ジェームズ・ボンドを「恥辱を与えて殺害せよ」今や首席死刑執行官となったドノヴァン・グラントに、その指令が下った。 さて、この作戦には、見目麗しき女性が必要だ。 タチアナ・ロマノヴァ――グレタ・ガルボの若い頃に似た美女――彼女が今回のボンド・ガールである。 国家保安省伍長、まだ24歳、すれたところのない彼女は、 「あなたの写真に一目惚れしました」 ジェームズ・ボンドに言い寄る役として、ぴったりだ。 ジェームズ・ボンドの名前が出てくるのが、数十ページ後、彼そのものが出てくるのが、第二部から、ボンド・ガールと合流するのが、ようやく、ええと―― グレタ・ガルボに似た美女もさりながら、実は私はこの人もボンド・ガールに入れちゃってよいのではないかと、気になる女性がいる。 ローザ・クレッブ、ヒキガエルに似た、美女ならぬ醜女である。 スメルシュにおいて、作戦遂行部責任者の地位についており、部下や同僚から、重宝され、疎まれ、生理的に不快に思われている。 偉そうで、拷問が好きで、"実動部員"としても実力者なので、近くにいたら堪らないだろうことはわかる。 けれども、私は彼女が気に入ってしまった。 『ロシアから愛をこめて』は、読んだ後に映画版を見た。 『ロシアより愛をこめて』――タイトルはちょっと違う。 まともにソビエトを敵にはしていなかったり、機械の名前、機関の名前が変わっていたりするが、大筋は変わっていない。 ドノヴァンは寡黙で、 タチアナは美女だし、 ローザは強烈だし、 ジェームズ・ボンドはショーン・コネリー――男前だ。 しかし、映画はさておき、この原作は困った。 面白く読んだ後にこれか! 早くつづきを読ませてほしい。
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