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星空の16進数 角川文庫
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星空の16進数 角川文庫

逸木裕(著者)

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星空の16進数 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2021/12/21
JAN 9784041091845

星空の16進数

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商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2023/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネグレクトされていた幼少時代に誘拐された経験のある17歳の少女、藍葉の元に、ある人から探偵と称する女性、みどりが100万円を携えやってくる。 藍葉とみどり、二人の主人公目線で物語は進む。100万円は誰が用意したものなのか?藍葉を誘拐したのは誰なのか? ミステリーとして謎解き部分も十分だが、この小説の核心部は、藍葉がもともと持っていた色覚に対する才能がさらに鋭く開花成長していく様と、探偵みどりの破滅的ともいえる破天荒な行動っぷり。 それ以外の脇を固めるキャラクターもいい。解説で似鳥鶏が記しているように、逸木裕のキャラクター作り込みがしっかりしているからこそ、そこに寄って立つことで小説に熱が生まれている感じ。物語のテーマになっている色や芸術に関する描写も丁寧で良い。 テンポよく読める文章のリズムもいい。これは傑作

Posted by ブクログ

2022/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2022年に読んだ本の整理を兼ねて。 二人の女性視点で展開。 タイトルについて色彩計画に関係するものの、マンセル表色系とは異なる指標で新鮮でした。 みどりさんは、独特な性格。別の本で高校生時代で登場されてるみたいなので、文庫化されたら読もうと思います。

Posted by ブクログ

2022/09/23

エンターテイメントサスペンスミステリーですね。 この小説には主人公が二人います。 十七才の藍葉、母親との関係がねじれて高校を中退してウェブデザイナーの仕事して一人住まいをしている。 もう一人は森田みどり、育休中の私立探偵。 藍葉のもとにみどりが顧客から依頼で奇妙な案件を抱えて訪ね...

エンターテイメントサスペンスミステリーですね。 この小説には主人公が二人います。 十七才の藍葉、母親との関係がねじれて高校を中退してウェブデザイナーの仕事して一人住まいをしている。 もう一人は森田みどり、育休中の私立探偵。 藍葉のもとにみどりが顧客から依頼で奇妙な案件を抱えて訪ねて来ることから物語は始まる。 藍葉は六歳の時に誘拐事件に捲き込まれる過去のトラウマを抱えている。天才的な色彩感覚を持つ少女。対人関係を築けない性格の持ち主。 みどりは育休中だが、探偵業に執着心を持つ危険を省みず事件解明に猪突猛進してしまう性格の持ち主。 物語事態は藍葉の依頼でみどりが人探しをするというもの。 それぞれの人間関係の入れ子細工で交互に進展して行く。 読みやすく、色彩の16進数という聞き慣れないロジックをキーワードにして、過去の誘拐事件の真相に迫る。 ちょっとバイオレンスとセックス願望が意味無く描写されるのがたまに傷かな。 文章がこなれているので好みの作家さんなのだが、他の作品も読んでみたいですね。

Posted by ブクログ

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