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ヨーロッパ史入門 原形から近代への胎動 岩波ジュニア新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2021/12/20 |
| JAN | 9784005009459 |

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ヨーロッパ史入門
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商品レビュー
3.1
8件のお客様レビュー
ヨーロッパとは何からできているのか。 著者はそれを、四つの要素で説明する。すなわち「キリスト教の霊性」、「ギリシャ・ローマの理知」、「ゲルマンの習俗」、そして「ケルトの夢想」である。これらが長い歴史の中で混じり合い、融合することで、文化としてのヨーロッパ世界が形づくられていったの...
ヨーロッパとは何からできているのか。 著者はそれを、四つの要素で説明する。すなわち「キリスト教の霊性」、「ギリシャ・ローマの理知」、「ゲルマンの習俗」、そして「ケルトの夢想」である。これらが長い歴史の中で混じり合い、融合することで、文化としてのヨーロッパ世界が形づくられていったのだという。 なるほど、と思わず膝を打つ説明である。ヨーロッパ史というと王朝の交替や戦争の連続ばかりが思い浮かぶが、そうした出来事の背後には、確かにこの四つの要素が複雑に絡み合っているのだろう。読みながら、ヨーロッパという文明の骨格が少し見えてくる気がする。 本書はジュニア新書の一冊として書かれている。しかし、内容は決して子ども向けにとどまるものではない。むしろ、大人がこそ読むべき入門書と言えるだろう。そもそもヨーロッパの通史を体系的に学ぶ機会など、そうそうあるものではないのだから。 本書が扱う時代は、古代ギリシャから絶対王政が確立する十七世紀末まで。ヨーロッパ文明の基礎が形づくられた時代である。歴史の大きな流れを見渡すには、まさに格好の一冊だろう。 ヨーロッパという世界がどのように生まれたのか。その輪郭をつかむための、手頃でありながら実に示唆に富んだ入門書である。
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オーディブルで読了。 ヨーロッパという大づかみな枠ぐみを古代から近世まで一冊にまとめるという中々大胆な一冊。 ある程度ヨーロッパ各国史を知っている人が復習として読むのには向いていると思う。 ただ、本当の初心者が読むにはあまりにも圧縮されすぎていて、向かない気がする。
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古代ギリシャ・ローマの時代から、宗教改革やルネサンスの時代までのヨーロッパ史が、この一冊でたどられます。一度読んだときは、とりあえず歴史の流れを追うだけで精一杯、という感じでした。 しかしkindleでハイライトをつけたところをを確認するために、その部分の前後だけを簡単に読み返...
古代ギリシャ・ローマの時代から、宗教改革やルネサンスの時代までのヨーロッパ史が、この一冊でたどられます。一度読んだときは、とりあえず歴史の流れを追うだけで精一杯、という感じでした。 しかしkindleでハイライトをつけたところをを確認するために、その部分の前後だけを簡単に読み返すと、初読時に考えていた以上に、内容が濃い一冊だったのだと気づきました。そういう意味では、ちゃんと腰を据えて再読すると、より面白みが増す一冊なのではないかと思います。 ヨーロッパと一言で言っても各国や地域に違いがあり、歴史がある中でどう定義づけ、解説していくか。 この本では民族や国家の歴史にも触れられるけど、大きな枠組でみると、キリスト教を中心に、以下に国家が作られていったか、という観点から述べられます。 日本人からすると、宗教と国家の関係性はわかりにくいけど、この一冊でキリスト教がいかにヨーロッパを形作り、ともに巨大化していったのか、ということが実感として分かりました。 そして国やキリスト教が巨大化していき、統合されていくなかで、ある時を境にヨーロッパの地域内で、そしてキリスト教内でも対立が起こり、政争や戦争が引き起こされる。 そうしてキリスト教の統合が失われ、各国家が相手を他者と位置づけた時代があり、その次にやってきたのが各国が力の均整によって平和を築こうとする今に近い時代です。 EUが今も加盟国を増やしているように、ヨーロッパというのは、その時代時代に応じて、多様性を取り込んだり、あるいは他者を作ることで、自分たちの結束を固めたりと、対立と連帯を繰り返して活力が生まれていると著者は語ります。 その筆者の考えが読んでいるとストンと腑に落ちました。こういうヨーロッパのマインドというものは、また日本人と違うところも多く感じ、その差異が面白いのだろうな、と思います。 ジュニア新書となめてかかると、歴史に詳しくない自分が読むにはけっこうカロリーの高い一冊でした。でも面白みが分かると、その高カロリーにあう、満足感のある本だったと思います。
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