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極北の動物誌 ヤマケイ文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 山と渓谷社 |
| 発売年月日 | 2021/12/16 |
| JAN | 9784635049283 |
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極北の動物誌
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極北の動物誌
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商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
動物たちの視点から描かれる極北の自然と生態系を深く掘り下げた本書は、オオカミやムース、ノウサギなどの哺乳類を中心に、彼らの生活と生態を綿密に観察した物語が展開されます。特に冒頭の「旅をする木」では、トウヒの一生を通じて、時間の流れと自然の壮大さが詩的に表現されています。著者は動物学者であり、その専門的な知識をもとに、動物たちの緊張感や生きるための営みをリアルに描写。さらに、自然を征服する考え方に対する批判や、文化と生態学の共存を訴えるメッセージが、現代のエコロジカル・ムーブメントの背景とも重なり、読者に深い思索を促します。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
ウィリアム・プルーイット(1922-2009)。原著は1967年刊。原題は“Animals of the North”。 登場するのは、オオカミ、ノウサギ、オオヤマネコ、ハタネズミ、アカリス、ムース、ヤチネズミ、イタチ、カリブーなど、おもに内陸の哺乳類。鳥類はわずか、海棲哺乳類は...
ウィリアム・プルーイット(1922-2009)。原著は1967年刊。原題は“Animals of the North”。 登場するのは、オオカミ、ノウサギ、オオヤマネコ、ハタネズミ、アカリス、ムース、ヤチネズミ、イタチ、カリブーなど、おもに内陸の哺乳類。鳥類はわずか、海棲哺乳類は登場しない。 星野道夫がエッセイ集のタイトルにしている「旅をする木」は、本書冒頭の章。詩的に描かれたトウヒの一生。この章だけでなく、動物と植物の関わりは本書全体を貫く。そしてそこで暮らす人たちのことも書かれている。フィールド・バイオロジストの面目躍如と言うべきか。 出版年の1967年は、プルーイットがアラスカの核実験場計画問題でアメリカを追われ、カナダに身を落ち着けた頃。それに60年代はカーソンの『沈黙の春』が端緒となったエコロジカル・ムーブメントのさなか。そうした時代の一冊として読むこともできる。もちろん、『シートンの動物記』のプルーイット版として読むことも可能。そして星野道夫の愛読書としても。
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※このレビューにはネタバレを含みます
私も、星野道夫の愛読書ときいててにとったひとりである。トウヒ、アカリス、ハタネズミ。ノウサギ、オオヤマネコ、オオカミ、カリブー、ムース、ムースの民。極北独特の生態系を、緻密な眼で観察しつづけた結果のーー研究者である著者のまさにその集大成が、生き生きと描き出されてある。いきものたちのやりとりであるから、どきりとするようなシーンももちろんある。ネズミがイタチに頭をかみ砕かれるとか。けれどそれはいきものの、極北という環境に合わせて培われた生き方で。さらに、その草木たち雪たちと途方もないときを共存してきたかれらに対し、南部の侵入者たちが行った破壊にくらべられるような蛮行ではありえない。 著者は核開発実験プロジェクトに反対して大学を追われた経験だにある、気骨の、観察と伝達に秀でた方だったとある。 私たちはこの本を読む、良い本だと思う。しかしそれをどれだけつづけて忘れず、放置すれば自然破壊に加担しやがてはみずからに返ってくるものとして受け止められるだろうか。
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星野道夫の愛読書だったと知り読んでみた。 第1章「旅をする木」は星野道夫のエッセイのタイトルにもなっている。 一粒のトウヒの種子が大木となり氷や川にもまれながら長い年月をかけて朽ちるまでを描いた物語は、極北の壮大な自然やゆっくり流れている時間の流れを感じさせる。 ハタネズミ、...
星野道夫の愛読書だったと知り読んでみた。 第1章「旅をする木」は星野道夫のエッセイのタイトルにもなっている。 一粒のトウヒの種子が大木となり氷や川にもまれながら長い年月をかけて朽ちるまでを描いた物語は、極北の壮大な自然やゆっくり流れている時間の流れを感じさせる。 ハタネズミ、オオカミ、ムース、ノウサギ、オオヤマネコ、カリブーなどの極北の動物たちが登場する。 それぞれの物語は動物の目線から描かれており、動物学者ならではの綿密な観察に裏付けられた、動物たちの描写が新鮮で面白い。 寒い冬に雪の中でぬくぬく過ごす時間、嗅覚や聴力を働かせて察知する危険、生きるために獲物を狙う緊張感、繁殖の時期には雄同士でぶつかり合うエネルギーなど…この読書時間は人間の視点を離れられる貴重な経験だった。 著者は極北の生態系のもろさを訴えており、自然を征服するべきものと考え破壊してしまった開拓者や政治を批判している。文化は生態学に基づいて生存してゆくべきだという主張は、自然と人間が共存していく社会を目指し始めた現代の原点となる考え方だと思った。
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