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イタリア紀行(上) 光文社古典新訳文庫
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イタリア紀行(上) 光文社古典新訳文庫

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(著者), 鈴木芳子(訳者)

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イタリア紀行(上) 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2021/12/14
JAN 9784334754549

イタリア紀行(上)

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2024/07/24

 長年の憧れの地イタリアに旅立ったゲーテの、1786年9月から1788年4月にローマを去るまでの2年弱の紀行の記録。出発したとき彼は37歳だった。  上巻での行程は、おおむね次のようなものだった。  カールスバートから秘かに出立し、ブレンナー峠を越えてイタリア入り。ヴェローナか...

 長年の憧れの地イタリアに旅立ったゲーテの、1786年9月から1788年4月にローマを去るまでの2年弱の紀行の記録。出発したとき彼は37歳だった。  上巻での行程は、おおむね次のようなものだった。  カールスバートから秘かに出立し、ブレンナー峠を越えてイタリア入り。ヴェローナからヴィチェンツァ、パードヴァを経てヴェネツィアに2週間強滞在。フェラーラからボローニャ、フィレンツェ、ペルージャ、アッシジ、テル二とほとんど素通りし、ローマに10月末に着、そしてここに4か月ほど滞在する。そこからナポリへ行き、1か月ほど滞在。さらに船でシチリアに渡り40日ほどかけて島内を一周する。そしてまた船でナポリに戻り、しばし滞在の後、1787年6月再びローマに入る。  各所各所における出来事や住民に関する記述もないではないが、自然や古代遺跡、絵画や彫刻、建築、演奏会や演劇など、ゲーテが関心を持った幅広い分野についての見聞や率直な感想が記される。また自然科学、特に植物と岩石、鉱物に関心を持っていたので、ヴェスヴィオ登山を敢行した際の、火口付近や噴火の状況、溶岩の様子などが臨場感をもって語られる。  もちろんゲーテはすべてを無条件に受け入れる訳ではないが、イタリアでの見るもの、聞くものへの憧憬をストレートに語る姿勢はとても好ましく思われるし、新鮮な眼で対象を見る鋭い観察がとても印象的。  ローマは当然として、ゲーテの文章を読んでいると、ナポリがとても素晴らしい場所に感じられた。    

Posted by ブクログ

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