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招かれざる客 ~黒の大正花暦~ ウィングス文庫
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招かれざる客 ~黒の大正花暦~ ウィングス文庫

三木笙子(著者), 伊東七つ生(イラスト)

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招かれざる客 ~黒の大正花暦~ ウィングス文庫

定価 ¥880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新書館
発売年月日 2021/12/10
JAN 9784403542343

招かれざる客 ~黒の大正花暦~

¥330

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2024/03/26

人に寄生する黒い花の植物の栄養は、人の悪意。 庭に一輪あったら…な、恐ろしい花、ではありますが 悪い事を考えていなければ、寄生されない?? 寄生された人が悪事を働くのか、働こうとするから 黒くなって寄生されるのか。 操られているわけでもないので、事件としては 普通にまっとう(...

人に寄生する黒い花の植物の栄養は、人の悪意。 庭に一輪あったら…な、恐ろしい花、ではありますが 悪い事を考えていなければ、寄生されない?? 寄生された人が悪事を働くのか、働こうとするから 黒くなって寄生されるのか。 操られているわけでもないので、事件としては 普通にまっとう(?)な内容でした。 短編で分かりやすく読みやすく。 ものが植物なので、それほどまでの大事件に なる事もなく、でした。

Posted by ブクログ

2022/09/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

なんて綺麗で静かな文章なんだろう 人に寄生し悪感情を増幅、養分とする寄生植物異客を見つけ取り除く二人の出会いと想いの物語 言葉や文字が草花を表すような雰囲気があってイラストもとても合っていました 自身の命の危険に対して、大丈夫や平気だ、ではなく、(君が)傷付く覚悟をしてくれないか、と返す場面にぐっときました 異客の事件は終わらないと思うので、続編あったら嬉しいな!

Posted by ブクログ

2021/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

水仙に菫、つゆ草に菊。 馴染み深い花々の美しさ、事件の哀しさ、そして花守の底抜けの優しさが印象的な物語だった。 歯医者ながら人間の悪意を養分にする寄生植物「異客」を枯らすのではなく解いてしまう器用な手を持つ。 植物を愛しながらも枯らす手を持ってしまった白菊にとって、花守の手はまさしく救いの手だった。 彼の「花を守る」名に相応しい優しさも。 それゆえ、彼の「解く」行為に伴う代償怖さに、白菊は一度彼から離れようと決意してしまうが。 ここで、自分が傷つくことを恐れず、まして白菊に「僕が傷つく覚悟をしてくれないか」という花守。 この発言には驚いた。 ただ優しいというだけではない。 友を信じているからこそ言える言葉だと思う。 一人で抱えるのではなく、共に傷つこうというのだ。 敵わないなと思った。 白菊も、きっと。 どの事件も一筋縄では行かず、「そう来たか!」と驚く話が多い。 特にラストの「菊」の話は、真犯人の意外な正体も含めて本当に驚いたし、結末の切なさが印象的だった。 書き下ろしペーパーにあった話を読んだ後だとより辛い。 でも美しくて、哀しいのにその美しさにどうしようもなく惹かれてしまう。 心に残る物語だった。 願わくば、彼らの更なる活躍を読めますように。

Posted by ブクログ

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