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帝国の計画とファシズム 革新官僚、満洲国と戦時下の日本国家
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 人文書院 |
| 発売年月日 | 2021/12/02 |
| JAN | 9784409520840 |
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帝国の計画とファシズム
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
1930年代を分析する際に軍部や指導者層ばかりが対象とされやすいが、本書は革新官僚達のイデオロギーを中心に分析されていることに、テクノファシズムとは何かを考える一助となる本だった
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ファシズムを再考する本書の主役は「革新官僚」と呼ばれた一群の人々である。彼らは、機械、大量生産、近代企業の台頭という時代にあっては、国家計画と管理面の専門知識が要請されると考え、そして日本のような「持たざる国」にとっては、ファシスト的な諸計画が最も適していると考え政策を推進した...
ファシズムを再考する本書の主役は「革新官僚」と呼ばれた一群の人々である。彼らは、機械、大量生産、近代企業の台頭という時代にあっては、国家計画と管理面の専門知識が要請されると考え、そして日本のような「持たざる国」にとっては、ファシスト的な諸計画が最も適していると考え政策を推進した。こうした急進的で権威主義的テクノクラシーを、著者は「テクノファシズム」と名付けている。 1930年代の新しい政治的・経済的権力の代表として登場してきたのが、新軍人(=統制派)、新興財閥、革新官僚であり、彼らが共有したのは、総力戦の時代を勝ち抜くためには、技術的専門知識を有し、狭量な私利私欲を超越し、現代の産業社会の組織化され統合されたメカニズムを把握するテクノクラートが求められており、そして、自由資本主義でも社会主義でもない第三の道を目指すのだと確信していたことにある、と著者はする。 そうしたテクノファシズムの大きな実験場となったのが満洲国であった。第2章と第3章において、満洲建国に至る過程、満洲国の理念や位置付け等についての様々な考え方、関東軍と官僚との関係、官僚による産業統制の方法と工業化の推移等が論じられる。 第4章では、革新運動の信奉者として、奥村喜和男、毛里英於菟という2人の官僚を取り上げ、彼らの著述を通して、その思想を明らかにしていく。革新官僚と言っても、固有名詞で知っていたのは岸信介や星野直樹くらいだったので、この章はとても勉強になった。ただ、後期になればなるほど日本精神とか文化といったことが前面に出てくるのが、あまり釈然としなかったが、資本主義でも共産主義でもない道ということになると、民族精神との結び付きが求められてしまうということなのだろうか。 第5章では新体制運動が論じられる。これまで概説書を読んでも、この新体制運動が何を目指していたのか、またなぜうまく行かなかったのかが良く分からなかったのだが、「革新官僚は新体制をとおして、日本の自由資本主義精神と闘争の絶えない文化を変えようとした。…日本実業界の指導者たちの専門知識を高く評価しながら、彼らに利潤を追求する資本家としてではなく、公僕として企業を経営するよう求めた。」とあることで、おおよそそのやろうとしたことが理解できた。そしてまた旧財閥を中心とする経済界がなぜ抵抗したのかについても。 実際政治の場において、新官僚の力がどの程度のものだったのかについては実証的に明らかにする必要があるだろうがー例えば人事権を持つ大臣との力関係などー、テクノクラートとしての官僚という側面に光を当てた興味深い研究だと思う。
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