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NOISE(下) 組織はなぜ判断を誤るのか?
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NOISE(下) 組織はなぜ判断を誤るのか?

ダニエル・カーネマン(著者), オリヴィエ・シボニー(著者), キャス・R.サンスティーン(著者), 村井章子(訳者)

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NOISE(下) 組織はなぜ判断を誤るのか?

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2021/12/02
JAN 9784152100689

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2026/07/19

上巻では「判断のばらつき」という怪物の正体に震えました。この下巻は、その怪物と戦うための「武器」と「防具」を手に入れるための物語です。自分の人生を自分で選びたい人にとって、これほど頼もしいガイドはありません! 本書が提案するのは、「判断ハイジーン(判断の衛生管理)」という考え方...

上巻では「判断のばらつき」という怪物の正体に震えました。この下巻は、その怪物と戦うための「武器」と「防具」を手に入れるための物語です。自分の人生を自分で選びたい人にとって、これほど頼もしいガイドはありません! 本書が提案するのは、「判断ハイジーン(判断の衛生管理)」という考え方です。感染症を防ぐために手を洗うように、判断にもミスを減らすための手順を取り入れる。特に印象に残ったのは、「まず結論を出す」のではなく、判断材料を細かく分けて個別に評価し、最後に統合するというシンプルな方法でした。採用、人事評価、会議はもちろん、私たちの日常の選択にも応用できる考え方です。 さらに興味深かったのは、人間は「物語」で世界を理解するように進化してきたため、統計よりも直感や納得感を優先してしまうという指摘でした。だから判断がぶれるのは、能力が低いからではなく、人間という生き物の自然な特徴でもあります。本書は、その弱さを否定するのではなく、「仕組み」で補えばいいと教えてくれます。 読み終えて感じたのは、「より良い判断は、優秀な人が生み出すものではなく、優れた仕組みから生まれる」ということでした。上巻で世界の複雑さを知り、下巻でその向き合い方を学ぶ。この二冊は、自分の判断だけでなく、組織や社会を見る視点まで変えてくれると思います。仕事で意思決定に関わる人はもちろん、「人はなぜ判断を誤るのか」という素朴な疑問を持ったことのある人にも、ぜひ読んでほしい一冊です。

Posted by ブクログ

2026/06/07

ファストアンドスローに続く名著。前作が名著すぎて比較すると優先度は下がってしまうが、前作とあわせて読むべき必読書。

Posted by ブクログ

2026/01/04

ノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンの著書である。 同じ著者の『ファスト&スロー』は、人間の意思決定に関する行動経済学を扱った内容であったが、今回は組織の「判断」に関する内容であり、組織の判断は個人よりはずっと安定していると思っていた。 『ファスト&スロー』では、人...

ノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンの著書である。 同じ著者の『ファスト&スロー』は、人間の意思決定に関する行動経済学を扱った内容であったが、今回は組織の「判断」に関する内容であり、組織の判断は個人よりはずっと安定していると思っていた。 『ファスト&スロー』では、人間個人の意思決定にはバイアスがかかっていたり、気分や直感で行動したりするため合理的な意思決定をしていないことが紹介されていた。 本書では、組織としての判断において、いかにばらつきがあるかが紹介されており、そのばらつきを「ノイズ」と定義している。そして、組織の判断にはどのようなノイズがあるのか、またノイズを減らすにはどうしたらよいのかが示されている。 第一章「犯罪と刑罰」では、量刑に関するノイズが事例として取り上げられている。量刑は、同じ犯罪に対しては基本的に同じように決まるものだと思っていたが、それがとんでもない勘違いであったことが分かった。また、保険会社の保険料に関するノイズも非常に多いようだ。量刑や保険料が担当者次第で決まるため、本書ではノイズによってくじ引きのようなものであると、警鐘を鳴らしている。 ノイズにはさまざまな種類があり、「システムノイズ」「パターンノイズ」「機会ノイズ」に分類されている。それぞれのノイズがなぜ起こるのか、そしてノイズを減らしてより良い判断をするにはどうしたらよいのかが考察されている。 しかし、プロフェッショナルたちが一生懸命に真面目に取り組んだとしても、ノイズはなかなか減らせないようである。また、ノイズを減らしたとしてもバイアスは残る。個人の意思決定が不合理であるうえに、その個人の集合体である組織において、ノイズを減らし、バイアスをなくすことは、ほぼ不可能に近いと思われた。 では、どうしたらよいのか。 著者は、統計的に考えることや、計算式を活用したアルゴリズムを用いることで、ノイズを減らすことが可能だと言っている。 ただし、アルゴリズムに頼りすぎると、判断が機械的になりすぎるため、注意が必要だとも思われる。 本書を読んで、ノイズの多さと、それを減らすことの難しさがよく分かった。少しでも、ノイズを減らした判断をしたいと強く思った。 「判断のあるところにノイズあり」!

Posted by ブクログ

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