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NOISE(下) 組織はなぜ判断を誤るのか?
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NOISE(下) 組織はなぜ判断を誤るのか?

ダニエル・カーネマン(著者), オリヴィエ・シボニー(著者), キャス・R.サンスティーン(著者), 村井章子(訳者)

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NOISE(下) 組織はなぜ判断を誤るのか?

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2021/12/02
JAN 9784152100689

NOISE(下)

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商品レビュー

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2026/01/04

ノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンの著書である。 同じ著者の『ファスト&スロー』は、人間の意思決定に関する行動経済学を扱った内容であったが、今回は組織の「判断」に関する内容であり、組織の判断は個人よりはずっと安定していると思っていた。 『ファスト&スロー』では、人...

ノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンの著書である。 同じ著者の『ファスト&スロー』は、人間の意思決定に関する行動経済学を扱った内容であったが、今回は組織の「判断」に関する内容であり、組織の判断は個人よりはずっと安定していると思っていた。 『ファスト&スロー』では、人間個人の意思決定にはバイアスがかかっていたり、気分や直感で行動したりするため合理的な意思決定をしていないことが紹介されていた。 本書では、組織としての判断において、いかにばらつきがあるかが紹介されており、そのばらつきを「ノイズ」と定義している。そして、組織の判断にはどのようなノイズがあるのか、またノイズを減らすにはどうしたらよいのかが示されている。 第一章「犯罪と刑罰」では、量刑に関するノイズが事例として取り上げられている。量刑は、同じ犯罪に対しては基本的に同じように決まるものだと思っていたが、それがとんでもない勘違いであったことが分かった。また、保険会社の保険料に関するノイズも非常に多いようだ。量刑や保険料が担当者次第で決まるため、本書ではノイズによってくじ引きのようなものであると、警鐘を鳴らしている。 ノイズにはさまざまな種類があり、「システムノイズ」「パターンノイズ」「機会ノイズ」に分類されている。それぞれのノイズがなぜ起こるのか、そしてノイズを減らしてより良い判断をするにはどうしたらよいのかが考察されている。 しかし、プロフェッショナルたちが一生懸命に真面目に取り組んだとしても、ノイズはなかなか減らせないようである。また、ノイズを減らしたとしてもバイアスは残る。個人の意思決定が不合理であるうえに、その個人の集合体である組織において、ノイズを減らし、バイアスをなくすことは、ほぼ不可能に近いと思われた。 では、どうしたらよいのか。 著者は、統計的に考えることや、計算式を活用したアルゴリズムを用いることで、ノイズを減らすことが可能だと言っている。 ただし、アルゴリズムに頼りすぎると、判断が機械的になりすぎるため、注意が必要だとも思われる。 本書を読んで、ノイズの多さと、それを減らすことの難しさがよく分かった。少しでも、ノイズを減らした判断をしたいと強く思った。 「判断のあるところにノイズあり」!

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2025/01/19

『ファスト&スロー』のカーネマンらによる著。組織の判断の誤りに焦点。バイアス(真の値からのズレ。全体的に評価が甘い、等)と、ノイズ(ばらつき。「あなたはいつも同じ人間ではない」)がある。ノイズを減らせば、バイアスを顕在化させることができる。人間の判断をモデル化して、モデルに基づく...

『ファスト&スロー』のカーネマンらによる著。組織の判断の誤りに焦点。バイアス(真の値からのズレ。全体的に評価が甘い、等)と、ノイズ(ばらつき。「あなたはいつも同じ人間ではない」)がある。ノイズを減らせば、バイアスを顕在化させることができる。人間の判断をモデル化して、モデルに基づく予測をすると、本人よりも精度が上がる(ノイズが除去されるため)。

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2024/06/19

判断あるところにノイズ(バラつき)あり。 この本を読んで、本当に肝に銘じるべき言葉だと思った。 裁判や医師の判断、人事評価、間違いなく客観的と思えるような科学的捜査法など、 均一な判断が下されるべきものにも、実はその判断には想像以上にバラつき(ノイズ)がある。 裁判であれば、裁...

判断あるところにノイズ(バラつき)あり。 この本を読んで、本当に肝に銘じるべき言葉だと思った。 裁判や医師の判断、人事評価、間違いなく客観的と思えるような科学的捜査法など、 均一な判断が下されるべきものにも、実はその判断には想像以上にバラつき(ノイズ)がある。 裁判であれば、裁判官ごとや、同じ裁判官でも事例や時と場合によって、判断にバラつきがある。 それは言わば、くじ引きやガチャのようなものと言っていいくらいにバラつきがある。 ノイズ(バラつき)はエラーを引き起こす要因になるが、 バイアス(偏り)が注目されやすい一方で、ノイズ(バラつき)は見落とされやすい。 本書では、そのノイズの例を上げるとともに、どのようにノイズを減らしていけばいいのかが解説されている。 統計的視点を取り入れる、ルールやアルゴリズムを設定する、複数の判断者がいる時は独立して判断させてから判断を統合するなど、 組織内で判断を下すときに無視されたり、その視点がないようなアドバイスも多かったと思う。 『ファスト&スロー』では、心理的バイアスが中心的に扱われ、本書はその続編としても読めると思う。 合わせて繰り返し読み返すべき本だと思う。

Posted by ブクログ

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