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私は選ばれない メリッサ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 一迅社 |
発売年月日 | 2021/12/01 |
JAN | 9784758094177 |
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私は選ばれない
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商品レビュー
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レオネル、お前もか! 途中まで「契約結婚」という枷に互いが囚われ、夫婦でありながら、思いは同じでありながら、決定的にすれ違っていた二人に切なさを感じたり、やきもきしていた筈なのに。 この国の男性は、女性を軟禁しないと安心できない病でもあるのだろうかと心配する羽目に。 まさかレオネルも、王太子と同じことをするとは思いもしなかった。 溺愛が暴走するとそうなるヒーローたちである。 クロエの場合は、それに気づいていなかったのは救いがあったけれども。 思いを寄せていた婚約者を妹に奪われるところから始まる契約結婚もの。 この元婚約者どの、思いのほか駄目男だったもよう。 俯瞰で見られるようになって気付くへっぽこぶり。 そして甘やかされた妹の考えの浅さと覚悟のなさ。 てっきりこの二人にはざまあ展開があるのかと思いきや、意外にも妹は改心し、寧ろ姉をレオネルから守るほどのシスコンに進化。 子供も生まれたことで、クロエの元婚約者の手綱を握れるほどに。 作中で一番成長したのは彼女だろう。 単純な「ざまあ」展開で陥れるのではなく、妹を改心させ、成長させたところに作者さまの優しさと愛の深さを感じた。 自分なら、多分安易に「ざまあ」展開にして溜飲を下げることを優先したと思うので。 慈悲深い展開。 変に「契約」を持ち出したばっかりにすれ違った二人だが、自分が選ばれることはないと悲嘆していたクロエを「俺が選ぶ」と手を掴んだレオネル。 軟禁の暴走は未だにドン引いてはいるが、まあ彼女への愛の深さの証左でもあるので。 生真面目すぎるほど真面目だったクロエが妹の前でもいちゃつけるようになったし、彼女が幸せならいいかとは思う。 最後に軽い緊縛プレイとなりきりプレイがあった気がするが、見ないふりしておくので。
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