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四国辺土 幻の草遍路と路地巡礼
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/11/26 |
JAN | 9784041090749 |
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四国辺土
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
救われる為の遍路としか今まで認識していませんでした。 遍路を生活としている人や、路地の人達との関わりなどもっと読んでみたいと思いました。
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被差別部落出身ということでかなり突っ込んだところまで取材して、毀誉褒貶が激しいノンフィクション作家ですが、その無頼な佇まいになんとなく気を惹かれてしまいます。 お遍路についてまた違った角度から書いており、正直目からうろこでした。もちろん物事の一面でしかないのはよく分かっていますが...
被差別部落出身ということでかなり突っ込んだところまで取材して、毀誉褒貶が激しいノンフィクション作家ですが、その無頼な佇まいになんとなく気を惹かれてしまいます。 お遍路についてまた違った角度から書いており、正直目からうろこでした。もちろん物事の一面でしかないのはよく分かっていますが、昔はホームレスのセーフティーネットになっていたという事だったんですね。 20年前くらいにお遍路ブームが有ったと思われ、僕自身耳にする機会もよくあったし、自転車旅で高知、愛媛を通過した時に何人も見かけたので近しい気持ちもあります。どちらかというと自分への兆戦という側面が多かったはずで、信心というよりはアスリートな気持ちの人の方が多かったんじゃないかなと思います。 この本に出てくる草遍路の2人「幸月」「ひろゆき」の遍歴はとても面白くひとつのドキュメンタリーとして本が書けそうな2人です。 筆者も全部回ったようでそれも結構すごいと思うんですが、その辺はサラッとしてます。非常にクール。 一番ショッキングだったのは福田村事件の話しです。讃岐から千葉の福田村へ薬売りに来ていた行商人が、自警団により15人中9人が殺害された事件で、朝鮮人に間違われて殺されたという事ですがそれだっておかしすぎる話しだし、殺した村人達は軽微な罪にしかならず、何なら悪気が無いので本当は無罪にしたいという警察の話まであり、どれだけの差別感情が渦巻いていたのかゾッとします。この15人は被差別部落の出身者達で、殺害した村人たちも薄々そこを感づいており、殺してもいいと思ったようです。人間は状況によってどこまでも残虐になれる証明のような事件です。
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ゆるふわな遍路記も嫌いではないけどもきな臭いところも遍路の本来なんだろう 清濁併せ呑むところをよく伝えてくれる遍路ノンフィクション
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