潜水艦事典 イカロスMOOK

JShips編集部(編者)

• 販売会社／発売会社: イカロス出版
• 発売年月日: 2021/11/24
• JAN: 9784802210928

商品レビュー

2022/07/02

潜水艦の最新情報（2021〜2022）がまとめられている本。図鑑といっても雑誌レベルで、各国の保持状況や機能解説が中心。とはいえ作られた順とかではなく何基準なのかイマイチ分かりづらいところもあり、ロシアの項目は読み解くのが手間取った。

2022/03/20

図書館の新入荷コーナーにあったので手に取った。そういえば湾岸戦争の時は航空ファンを買ってたなと高校時代の自分に思いを馳せた。
潜水艦は、核抑止力の観点で重要な位置を占めており、それはきっとこれからも変わらないだろう。その潜水艦の2021年時点の最新情報。国内では、「そうりゅう型」が最新だと思ってけど、「たいげい型」が最新なのね。誌面ではまだローンチしてなかったけど、調べてみたら2021年10月に「はくげい」が進水してた模様。こういった国防の要となる装備が国産で製造できるのはすばらしい。
各国の潜水艦事情も書いてあったのだけど、ドイツが世界中に潜水艦を輸出しているってのにはおどろいた。そして、自国生産しながら輸出していない国は2つだけで、アメリカと、そう我が日本。アメリカは飛行機は海外にバンバン売るけど潜水艦はそうでもないらしい。極めて秘匿性が高いという兵器特性と数が捌けないからなのだろうか。日本が売ってないのは、左のせいでしょうね。
しかし、米露が突出しておりオハイオ、タイフーンは170mクラス。かたや日本の最新型のはくげいは84ｍ。日本近海では小回りが効くこれくらいのサイズが限界なのだろうか。でかいの作ると半島や大陸から痛くもない腹を探られたり、それに乗じて左が騒ぐと言う構図が見えているからだろうか。

しかし、あのような狭い空間の中で何週間も太陽を浴びずにミッションを遂行できる人たちは確かに「選ばれた人」だね。そして、かわぐちかいじ先生の顔（といっても海江田だけど）が思い浮かんだ。