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つげ忠男コレクション 吉田類と読む(文庫版) ちくま文庫
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つげ忠男コレクション 吉田類と読む(文庫版) ちくま文庫

つげ忠男(著者), 吉田類(編者)

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つげ忠男コレクション 吉田類と読む(文庫版) ちくま文庫

定価 ¥990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2021/11/20
JAN 9784480437808

つげ忠男コレクション 吉田類と読む(文庫版)

¥385

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2022/03/13

 酒場詩人吉田類の編集。   第一章 釣り師無頼  釣りは2、3回しかやったことがないが、とうとう嵌まらなかったし、釣りの漫画にもあまり興味はなかった。  でも、「舟に棲む」はかなりいい。かつて舟に棲み川で暮らしていた人たちがいたことを主人公は思い出す。その郷愁もあり、実生活から...

 酒場詩人吉田類の編集。   第一章 釣り師無頼  釣りは2、3回しかやったことがないが、とうとう嵌まらなかったし、釣りの漫画にもあまり興味はなかった。  でも、「舟に棲む」はかなりいい。かつて舟に棲み川で暮らしていた人たちがいたことを主人公は思い出す。その郷愁もあり、実生活から逃避するかのように、入手した舟を改装し、そこで暮らそうとする。楽しそうでありながら、全編に哀愁が漂う。  第二章 放浪渡世  全体の中で、この章の収録作品が一番気に入った。       格好付けた考え方を茶化すかのような「ヘビの雨宿り」、おそらく戦争のせいではないかと思われる、ほとんど家におらず、不器用な生き方しかできないヤクザな父への想いを描いた「夜の蝉」。  第三章 場末と与太者  戦後の傷跡がまだ残る場末の街で、寡黙な男とゴロツキたちとの間で繰り広げられる喧嘩シーンが印象に残る。  第四章 文学遍歴  私小説を読んでいるような感じ。  戦後の昭和の時代を感じさせる作品群だが、現代の若者たちにも沁みるのだろうか。

Posted by ブクログ

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