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頼朝と義時 武家政権の誕生 講談社現代新書2636
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/11/17 |
JAN | 9784065261057 |
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3.9
26件のお客様レビュー
「鎌倉殿の13人」の副読本としては、これがベストかと。
2022年6月読了。 「鎌倉殿の13人」を見ていて、「これは何処まで史実なの?何処からが創作なの?」と感じることが多く(それだけ三谷幸喜氏の脚本が素晴らしいのだが)、副読本に成るような文献を探していたが、単なる便乗本や執筆年月が古過ぎる本など、色々有って困っていたのだが…、...
2022年6月読了。 「鎌倉殿の13人」を見ていて、「これは何処まで史実なの?何処からが創作なの?」と感じることが多く(それだけ三谷幸喜氏の脚本が素晴らしいのだが)、副読本に成るような文献を探していたが、単なる便乗本や執筆年月が古過ぎる本など、色々有って困っていたのだが…、コレは正にドンピシャ!!と膝を打つ良書だった。 当の著者が、そのドラマの歴史考証から外された事は全然知らなかったが、正直視聴者としては史実について教えてくれればそれで良いのだ。 読了後に感じたのは、脚本の三谷氏は「あくまで『吾妻鏡』を原作として書いている」と仰っていたけれど、中々どうして、著者の様な専門の研究者達の新しい考察等も上手くブレンドして、観る者を唸らせる独自の解釈を抽出している事が良く理解出来た。 要するに「一次資料に記載が無い(又は信憑性が著しく低い)部分は、正直誰にも分からないが、整合性の取れる範囲内で一番素晴らしい物語」を目指しているのだなと。 だから、「全てが真実では無いかもしれないが、こういう内幕が実は有ったのかもしれない可能性」を、より多く含んでいるのである。 ハッキリ分からない様な諸説有るような部分でも、それぞれの説を紹介し、各説の妥当性を検討し、「これが事実です!」と軽々に言い切らない所も、本書を読んでいて好感が持てた。文中にも有ったが、「在野の」歴史家さんは結構気軽に言い切っちゃう人が多いですもんね…ww。 この本は、そんな風に今観ているドラマを何倍にも面白くさせてくれる素晴らしい副読本だと思う。 色々事情は有ったのかもしれないが、とにかくこんなに楽しく読めた歴史本は久々でした。著者に強く感謝します。
左衛門佐
源頼朝と北条義時の軌跡を通して、武家政権の成り立ちを解説した本。 教科書だけではわからない、源平合戦や承久の乱での主要人物の動向がわかりやすく書かれています。
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鎌倉殿の13人に触発されて読んだ本書。 鎌倉幕府誕生から、執権政治の確率に至るまでの流れが解説されていて、同時代の理解が深まった。特に、鎌倉幕府の必ずしも公(朝廷)に対し武(武家)を統括、保護する立ち位置でない、というのは今までの自分の認識と大きく違ったところで、目から鱗であっ...
鎌倉殿の13人に触発されて読んだ本書。 鎌倉幕府誕生から、執権政治の確率に至るまでの流れが解説されていて、同時代の理解が深まった。特に、鎌倉幕府の必ずしも公(朝廷)に対し武(武家)を統括、保護する立ち位置でない、というのは今までの自分の認識と大きく違ったところで、目から鱗であった。
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