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猟犬探偵 完全版(文庫版) ヤマケイ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山と溪谷社 |
発売年月日 | 2021/11/17 |
JAN | 9784635049320 |
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猟犬探偵 完全版(文庫版)
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猟犬探偵 完全版(文庫版)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
猟犬探しを専門にする竜門の元には、愛玩犬に盲導犬に馬に、不思議な探索依頼が舞い込む。 稲見一良さんの作品を原作とした谷口ジローの漫画です。稲見さんの作品は未読ですが、谷口さんが漫画化を熱望して描いたのが分かる通りに非常に質の良い漫画になっていると思いました。 第1話、セントメリ...
猟犬探しを専門にする竜門の元には、愛玩犬に盲導犬に馬に、不思議な探索依頼が舞い込む。 稲見一良さんの作品を原作とした谷口ジローの漫画です。稲見さんの作品は未読ですが、谷口さんが漫画化を熱望して描いたのが分かる通りに非常に質の良い漫画になっていると思いました。 第1話、セントメリーのリボンは盲導犬がテーマですが、人と犬との深いつながりを、盲導犬という使役動物の枠にとらわれずに描いたお話です。その、犬と人のつながりの深さと切なさを描く視点には目頭が熱くなる思いで読みました。本来の盲導犬の運用とは違う描写があるのですが、そこはちゃんと勉強していて、ヒトと犬の絆を強調する形でアレンジしたんだろうと思います。第2話のサイドキックでは馬にテーマが移りますが、こちらもヒトとの古くからの重要なパートナーである馬との絆について描いていて、その視線と結末に胸があったかくなりました。 この一連の作品には谷口さんのエッセンス、つまり、ハードボイルド、探偵、食、動物(特に犬)と自然などがいっぱいに詰め込まれていて、ずいぶん楽しんで描いたんじゃないかと思わされます。細密で静謐な絵柄は大判のコミックで楽しむのが本筋で、文庫版での復刻となったのは本当は少しだけ残念ですが、ヤマケイ文庫はこれ以外にも魅力のあるラインナップを復刻しているので、その心意気に感謝して他にも色々読みたいと思いました。 白土三平のシートン動物記なんて高校の頃散々古本屋を探したけど見つからなかった。 他にも魅力的な本をたくさん復刻してくれています。
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谷口ジローと稲見一良という最の高の組み合わせ。ただただ満足。金圭花のセリフ「用があれば口笛を吹くのよ」に原作を読んだときのことを思いだした。
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谷口ジローが描くの相応しい、山に暮らす男と猟犬の物語。探偵ものとしてのハードボイルドな雰囲気もありつつ、犬や馬の存在によって柔らかな印象に仕上がっている。ヒトと動物の関係を通じて、"絆"ということを思い出させてくれる作品。
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