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京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと 朝日新書843
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京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと 朝日新書843

山極寿一(著者)

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京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと 朝日新書843

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2021/11/12
JAN 9784022951502

京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと

¥220

商品レビュー

3.5

9件のお客様レビュー

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2023/10/02

京大総長、国大協会長、日本学術会議会長という三足のわらじを履いた“ゴリラ学者”山極寿一先生の新書(2021年11月発行) 「国立大学法人化は失敗だった(p75)」 と有馬朗人元文科大臣と同様に断言しているほか、 ・大学設置基準の大綱化…「疑わしい」 ・大学評価システム…「疑わしい...

京大総長、国大協会長、日本学術会議会長という三足のわらじを履いた“ゴリラ学者”山極寿一先生の新書(2021年11月発行) 「国立大学法人化は失敗だった(p75)」 と有馬朗人元文科大臣と同様に断言しているほか、 ・大学設置基準の大綱化…「疑わしい」 ・大学評価システム…「疑わしい」 ・大学院重点化…「教養・基礎教育がおろそかに」 ・大学改革強化経費…「自律的な大学経営など望むべくもない」 ・学校教育法と国立大学法人法の改正…「大学の力を削ぐ結果に」 ・3つの重点支援の枠組み…「失敗だった」 ・期限付きの補助金…「失策と言わざるを得ない」 など政府・文科省の施策を痛快に論断している。 他方、自身の教育・研究を大学改革とは違った明るい筆致で振り返り、「大学はジャングルと同じように多様性と総合知によって成り立つコモンズだ(p228)」と“ゴリラ学者”ならではの気づきも述べている。 「おわりに」のトドメとも言えるフレーズはイチ地方国立大学職員も全く同感である。 「日本政府はいったい何を考えているのか。学長の権限を強め、学長の任命権を振りかざし、補助金をちらつかせて大学を意のままに操れば、日本の研究力や産業力が高まるとでも考えているのだろうか(p234)

Posted by ブクログ

2023/07/23

本人としては期せずして、国内トップ大学の総長となってからの教育への取組を攫った内容の本著。 大学総長の業務の内実に触れることもそうそうないだろうから興味の導線としてはありがたいものだったが、 霊長類学者の側面との折り合いがどっちつかずというか、 率直にそちらのあれこれを知りたい...

本人としては期せずして、国内トップ大学の総長となってからの教育への取組を攫った内容の本著。 大学総長の業務の内実に触れることもそうそうないだろうから興味の導線としてはありがたいものだったが、 霊長類学者の側面との折り合いがどっちつかずというか、 率直にそちらのあれこれを知りたい衝動のほうが勝る読者の方が多かろうとも思い、ひとまず他の著作を漁ってみようとは考える。

Posted by ブクログ

2023/05/27

ここ20年来の大学改革に対する筆者の批判的論考と、本来できた学問、研究とはの筆者の考えが述べられた本。京都という独自の立ち位置ゆえに、今西錦司、和辻哲郎、西田幾太郎らを輩出し、ゴリラ研究者が総長に就くという事態も起きた。 ゴリラなどの細かいエピソードに関しては他の本でも何度も出...

ここ20年来の大学改革に対する筆者の批判的論考と、本来できた学問、研究とはの筆者の考えが述べられた本。京都という独自の立ち位置ゆえに、今西錦司、和辻哲郎、西田幾太郎らを輩出し、ゴリラ研究者が総長に就くという事態も起きた。 ゴリラなどの細かいエピソードに関しては他の本でも何度も出てきており、新味はないのだが繋がりの上では不可欠なのだろう。教育はとてもかけがえのない人間だからできる営みであり、その原点を考えるのにはよかった。

Posted by ブクログ

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