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21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2021/11/08 |
| JAN | 9784309467450 |

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商品レビュー
4.3
47件のお客様レビュー
現代社会の複雑な問題を深く考察する本書は、テクノロジーや政治の難題を通じて、読者に新たな視点を提供します。著者は、歴史的な視点を交えながら、私たちが直面する課題に対する思考を促し、特にバイオテクノロジーやAIの進化がもたらす影響に警鐘を鳴らしています。最後のレッスンでは瞑想の重要性が強調され、自己理解の深化や集中力の向上が提案されます。物語や虚構の位置付けを再考することで、読者は自らのアイデンティティや人生の意味について深く掘り下げる機会を得ます。多様なトピックが絡み合い、結論を明確にしないことで、思考の余地を残す構成は、忍耐力を必要としつつも、読む者にクリアな視界をもたらします。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
21世紀の世界を読み解くために考えるべき21の重要テーマを、稀代の碩学が説くということで、これはぜひとも読まなければと思って手に取った。 著者はイスラエルの哲学者・歴史学者で、『サピエンス全史』『ホモ・デウス』というベストセラーで知られる。本作は2018年に書かれ、2019年に...
21世紀の世界を読み解くために考えるべき21の重要テーマを、稀代の碩学が説くということで、これはぜひとも読まなければと思って手に取った。 著者はイスラエルの哲学者・歴史学者で、『サピエンス全史』『ホモ・デウス』というベストセラーで知られる。本作は2018年に書かれ、2019年に邦訳が出た。 脅威的なAIの発達にどう対処するかということが、今現在、人類が直面する最難題のひとつだと考えられている。本書では冒頭第Ⅰ部「テクノロジー面での課題」で、この問題が取り上げられる。 展望は暗い。テクノロジーの発達によって、アルゴリズムが人間を支配し、雇用はAIに奪われ、思想の自由は侵害され、格差が広がる。第Ⅰ部の4つの章を読むのはとても辛かった。21世紀の人類(つまり自分)がたどる道はこれほどまでに絶望的なのか? 本書の全体的なトーンは悲観に傾いていると思う。しかし、現実を直視すればそう感じざるを得ないのだから仕方ない。人類を脅かすものはAIばかりではない。グローバルな気候変動がある。テロや戦争がある。この本が書かれたのは2018年で、世界がコロナ禍に見舞われる前だったが、感染症の恐怖も取り上げられる。 とはいえ、どこかに「希望」のようなもの、生き残るための方策のようなものが提示されていなければ、歴史学者・哲学者としての使命は果たされないし、価値のある本ともいえないだろう。私は第14章「世俗主義」と第21章「瞑想」のふたつから希望を見出した。 著者は世俗主義的な理想として6つのキーワードを挙げている(pp.331~338の文中に太字ゴシックで示されている)。それは「真実」「思いやり」「平等」「自由」「勇気」「責任」ということだ。世俗主義は神を否定することではない。同時に、世俗主義は宗教的信条としてこれら6つの言葉で表される行為を重んじるわけでもない。日本語で言う「人として」それらを重んじるということだ。当然のことながら、ここでいう「世俗主義」をポピュリズムなどどいうものと取り違えてはならない。 この本の最終章「瞑想」は著者の個人的な経験をもとに書かれている。大学生だった著者は、インドのヴィパッサナー瞑想の講座を受講した。これは何も特別な修行のようなものではない。指導者はこう言った。「息をコントロールしようとしたり、特別な息の仕方をしようとしないでください。それが何であれ、この瞬間の現実をひたすら観察するのです。息が入ってくるときは、今、息が入ってきていると自覚するだけでいいのです。息が出ていくときには、今、息が出ていっているとだけ自覚します。そして、注意が散漫になり、心が記憶や空想の中を漂い始めたら、今、自分の心が息から離れてしまったことを、ただ自覚してください」(p.492)。 「物事をありのままに観察する」(古代インドのパーリ語「ヴィパッサナー」の意味)ことが、「どう生きればよいのか」という問いに対して著者が提示するひとつの答えであると思った。
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現代人が直面している21の重要な問いを、テクノロジー、政治、グローバル、真実、レジリエンス(適応力)の5つのテーマに分けて考察しています。 重要なポイントを凝縮して要約します。 本書を貫く3つの大テーマ 本書の膨大な思考は、大きく分けると以下の3つの危機と課題に集約されます。...
現代人が直面している21の重要な問いを、テクノロジー、政治、グローバル、真実、レジリエンス(適応力)の5つのテーマに分けて考察しています。 重要なポイントを凝縮して要約します。 本書を貫く3つの大テーマ 本書の膨大な思考は、大きく分けると以下の3つの危機と課題に集約されます。 1. テクノロジーの二重の脅威(AIとバイオテクノロジー) 情報技術(AI)とバイオテクノロジー(生命工学)の融合により、人間の心や体が「ハッキング」される時代が到来します。 「無用者階級」の出現: AIが人間の能力を上回り、単に搾取されるだけでなく、経済的・社会的に「まったく必要とされない人々」が大量に生まれるリスク。 データの独占: データを制する者が、人間の感情や意思決定、さらには進化の方向性まで支配する「デジタル独裁主義」への警戒。 2. グローバルな課題と「政治の機能不全」 現代の最重要課題(核戦争、気候変動、テクノロジーによる破壊)はどれも地球規模(グローバル)の課題です。しかし、世界は今、一国主義やナショナリズムへと逆行しており、人類が協力して解決策を見出すことが難しくなっています。 3. 「物語(虚構)」の崩壊 人類はこれまで、宗教、自由主義、共産主義といった「共通の物語」を信じることで団結してきました。しかし、20世紀を支えた「自由主義の物語」が現代の格差やテクノロジーの進化についていけなくなり、人々は次に何を信じるべきか迷走し、フェイクニュースや幻滅が広がっています。 私たちはどう生きるべきか?(ハラリ氏の結論) 変化が激しく、何が真実かわからない21世紀を生き抜くために、ハラリ氏は最後に2つの具体的な処方箋を提示します。 1. 教育の変革(4つのC) 今の子供たちが大人になる頃には、学校で習った知識の多くが役に立たなくなっています。本当に必要なのは、情報を選別する能力と、変化に対応し続ける「心のゆとり(レジリエンス)」です。 2. 自己観察(瞑想) AIやアルゴリズムが「あなた以上に、あなたの好みのプロファイル」を把握し、感情を操作しようとしてくる時代です。アルゴリズムに自分を乗っ取られないためには、「自分とは何か」を自分自身で深く理解しておくことが最大の防御になります。ハラリ氏自身、毎日のヴィパッサナー瞑想によってこの明晰な思考を保っていると明かしています。
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2026年6月28日読了。ユヴァル氏が放つ、人間の根源とも言うべき21の問いかけ。質問には重いもの・軽いものあり、イスラエル人で同性愛者を公言する著者に比べて特に現代日本に生きる自分にはピンとこないものもあるが、総じて誰にとっても答えることが困難で、考えても解決策のないストレスフ...
2026年6月28日読了。ユヴァル氏が放つ、人間の根源とも言うべき21の問いかけ。質問には重いもの・軽いものあり、イスラエル人で同性愛者を公言する著者に比べて特に現代日本に生きる自分にはピンとこないものもあるが、総じて誰にとっても答えることが困難で、考えても解決策のないストレスフルな問いばかりに感じた。例えば『移民』の問題について、検討すべき軸を鮮やかに示してくれることには感心した、まあ、だからといって明確な解決策があるわけではないのだが…。難しくても問い続けなくてはならない問いであるし、数百年・数千年後の人類に「問題はわかってたのに、君らは毎日なにやってたん??」と呆れられないよう、知見を深め・自分の考えを熟成させ・周囲の人と相互作用していくことが重要なのだと思った。日本でも、石破総理のときにもっと各種の問題や日本と世界の未来について熟議することができれば…とも思うが、まあ無理だったのだろうな。
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