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21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2021/11/08 |
JAN | 9784309467450 |
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21 Lessons
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商品レビュー
4.3
33件のお客様レビュー
読んだ後に評価が分かれる本。人間の人生にというものに絶望するか、今の人生が奇跡の上に成り立っていると感じありがたく感じるか。少なくとも今後、今の社会の当たり前が否定され変化 なお、作者がなぜこのような絶望の中でいられるか
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ユヴァルノアハラリ氏の作品は3作目。第1作『サピエンス全史』では人類の過去の歴史を振り返り、ヒトという取るに足りない霊長類が地球という惑星の支配者となる過程を詳しく考察した。第2作『ホモ・デウス』では、生命の遠い将来を探求し、人間がいずれ神となる可能性や、知能と意識が最終的にどの...
ユヴァルノアハラリ氏の作品は3作目。第1作『サピエンス全史』では人類の過去の歴史を振り返り、ヒトという取るに足りない霊長類が地球という惑星の支配者となる過程を詳しく考察した。第2作『ホモ・デウス』では、生命の遠い将来を探求し、人間がいずれ神となる可能性や、知能と意識が最終的にどのような運命をたどるかについて、入念に考察した。本書では「いま、ここ」にズームインし、人類の「現在」を問う作品となっている。全部で21章からなるが前半は人工知能(AI)技術がもたらす利益と弊害(AIに職を奪われる等)についての考察が面白い。最もこれは技術的に近未来についての話も含まれるが。情報テクノロジーとバイオテクノロジーの融合は職や伝統、制度、機関などの破壊や喪失、及び、混乱や無秩序を招く急速な変化という技術的破壊をもたらす。これらにどう対処すべきか?どのようなものであろうとグローバルな協力が欠かせない。だが、ナショナリズムや宗教や文化のせいで人類は敵対する陣営に分かれてしまい、グローバルな協力が難しくなる。また中盤、移民問題にも言及しており、興味深く読んだ。移民賛成派と反対派のふたつの立場から論じている。移民の不寛容性についての意見の相違とヨーロッパのアイデンティティについての意見の相違の溝は深い。だが「グローバリズムと愛国心との間には、何の矛盾もない。なぜなら愛国心とは、外国人を憎む事ではないからだ。愛国心は同国人の面倒を見る事を意味する。そして二十一世紀には、同国人の安全と繁栄を守るためには、外国人と協力しなければならない。だから、良きナショナリストは今や、グローバリストであるべきなのだ。」という著者の意見にはわずかながら光明のようなものも見てとれる。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou27703.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分を価値ある何かに帰属させ、その中で役割と意味を与える物語。人はこれを信じてしまいがちらしい。 物語を疑うのが恐ろしいのは、その物語を前提に個人のアイデンティティや社会制度が築かれているから、とのこと。物語を否定すれば、今ある個人や社会も否定することになる。 たしかに、人権も物語に根拠をもつ、と言われると、物語を否定する恐ろしさがわかる。ここまでは同感。だけど著者のようにそれを受け入れ、瞑想によって心の真実を探ろうとは思えなかった。 僕なんかは、嘘でも人生に意味が欲しい、と思ってしまう。我ながら典型的なホモ・サピエンスなんだと思った。(笑)
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