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あまんちゅ!(17) ブレイドC
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | マッグガーデン |
発売年月日 | 2021/11/10 |
JAN | 9784800011428 |
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あまんちゅ!(17)
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商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
前巻を読んだ時点ではクライマックスへ向けた空気は果たして整っていると言えるのかと気になってしまったのだけど、まさか最終巻がぴかりとてこの二人による遣り取りがほぼ全てになるとは思わなかった 伊豆でのダイビング物語はぴかりとてこの出逢いによって始まった。そして物語はぴかりとてこの別れ...
前巻を読んだ時点ではクライマックスへ向けた空気は果たして整っていると言えるのかと気になってしまったのだけど、まさか最終巻がぴかりとてこの二人による遣り取りがほぼ全てになるとは思わなかった 伊豆でのダイビング物語はぴかりとてこの出逢いによって始まった。そして物語はぴかりとてこの別れによって終わっていく。まるで始まりと終わりが表裏一体になっているかのような最終巻だった クラスが別れても何だかんだ上手くやれていたぴかり。寂しさを感じないから寂しいという感覚は独特ながら、それ故に一番の親友との距離をとても大切にしているのだと伝わってくるね 大切な相手だから、相手の思う強い私で居たいから。置いていかれるのではなく一緒に旅立つ道を選んだぴかりの提案は素晴らしいね。部として卒業イベントを行うことは出来るかもしれない。それとは別に最高の二人で最高の卒業ダイビングをしたい キラキラしたものをたくさん見つけてきた二人らしいイベントだね シルバーウィークをフルに使っての卒業ダイビング。99話で描かれたのは今まで訪れたことのない場所を最大限に味わおうというもの けれど、100話で描かれる最終日は二人の思い出場所巡りへ。あの懐かしいケータイを片手に巡る二人のこれまで。『大切』が沢山詰め込まれたケータイに新たに刻む『大切』な二人の旅。もうすぐ別れが近づく中で互いに知るのは入学式以前に海で出会っていた点か… 本当に二人の旅はキラキラした温かいものに満ちていますよ そして終着点はまさかの学校のプール 二人の最初の瞬間はニアミス的な出逢い、でも本当の始まりはこのプールへ潜った瞬間だったのだろうなぁ まるであの瞬間をなぞるかのような懐かしい遣り取り。でもてこは代謝を理由にあの時の自分は殆ど存在しないなんて言ってしまうのか……。それは弱い自分からの成長であり変化であり、長い旅をしてきたことの証明と言えるのかもしれないなぁ… だからこそ、あの瞬間を留めたままかもしれない髪を切り離す。そうして、てこは本当の卒業が出来たのかもしれないね その行為を否定するでもなく、けれどあの頃のてこも今のてこも大好きだと言えるぴかりは本当に素敵 学校からの卒業は明るくあっさりと、ダイビン部からの卒業そして伊豆からの旅立ちはしめやかに 一人ひとりと言葉を交わし想いを受け取り…。それでもやっぱり最後に一番言葉を交わしたいのはぴかりとてこの組み合わせというのは良いね 再会を約束するということは別れが決定的になるという意味でも有り…。別れの時間は続いても本当に大切な言葉は言えないまま。それを惜しんだ二人による別れの延長線の上でぴかりが問いかけるのは星が光る理由 送り出すぴかりは知らなくて、送られるてこは知っているその理由。答えがまだ見つからないなら、見つかった時に答え合わせをしよう。言えなかった再会の約束がこのような形で為される様子には思わずこちらまで優しい気分になってしまう エピローグ的な102話で描かれるのはそれぞれの新しい生活。あの部員が少なかったダイビング部が賑わっている様子には時の移り変わりを感じてしまうね そして肝心要のぴかりとてこの再会はやっぱりあの場所!再会の約束となった打ち明け話も二人で同じ答えを出せた! また、てこが切り離した弱い自分の瞬間がまだちゃんと残っていると打ち明けてくれたぴかりの話は良かったな。海中と海面の呼吸によって生を実感できるダイビング物語。その締めが肺の中に大切に仕舞われた空気というのは洒落ているね 終わりだけど、幾つもの始まりも描かれた最終巻。なんだか久しぶりに本作を最初から読み直してみたくなってしまったよ。また、アニメもまた見返したいな
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