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ダリア・ミッチェル博士の発見と異変 世界から数十億人が消えた日 竹書房文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2021/10/29 |
JAN | 9784801928527 |
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ダリア・ミッチェル博士の発見と異変
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
ドキュメンタリー風に書かれたSF、とても良く出来ていてリアルな感じが秀逸。 地味に、不安になりながら最後に希望があるのか、絶望なのか判断を悩む。 飽きずに読める。
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22.4.27〜5.2 こういう構造の作品大好き。 コーヒーを何杯も飲んで徹夜して〜でなんとかしてるっていう描写の意図的な軽薄さについて考えた。
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先週紹介した「いずれすべては海の中に」と同様、竹書房のSFシリーズ。 竹書房、おしゃれにしたいのはわかるけど表紙を鏡文字にするのはどうなのよと思いつつ、パラパラとめくってみたら面白そうだったので購入。 先日、SFにはいろんなサブジャンルがあるって言ったけど、その中でも地球外知的生...
先週紹介した「いずれすべては海の中に」と同様、竹書房のSFシリーズ。 竹書房、おしゃれにしたいのはわかるけど表紙を鏡文字にするのはどうなのよと思いつつ、パラパラとめくってみたら面白そうだったので購入。 先日、SFにはいろんなサブジャンルがあるって言ったけど、その中でも地球外知的生命との出会いを主題にした「ファーストコンタクトもの」というものが存在する。古いモノではアーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」とか、映画だと「未知との遭遇」とか。 この作品も、ファーストコンタクトものなのだけれども、ただ、異星人との出会いはない。深宇宙からのパルス信号を、タイトルにもあるダリア・ミッチェル博士が観測する。それだけ。 結局、このパルスは、我々とコミュニケーションをとるために送られてきたものではなく、我々に「終局」という、人類の3分の2が消滅するという破滅をもたらすもので。そしてこの本は、その「終局」が終わった後に、すべてを疑似ノンフィクションのような形で資料をまとめたという体で構成されている。 設定もわかりやすいし、科学者が語る内容も難しくない。 「終局」に向かう中での、人間関係や心理の描写の方に焦点が当てられているので、最後は結構じーんとさせられる。 そして、表紙がなんで鏡文字になっているのかの理由が、読んだ後になんとなく(あくまでなんとなくっていうところが良い)わかって感心したりもした。 人類の3分の2が消滅した世界というのは、果たして絶望なのかあるいは希望なのか。その答えはなにも書いてないのだけれども、考える価値のある面白い問いを残してくれたなあと。
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