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図説 人新世 環境破壊と気候変動の人類史
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京書籍 |
発売年月日 | 2021/10/27 |
JAN | 9784487815203 |
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図説 人新世
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『人新世』とは地球の歴史を地質年代で区分する際に、人類の活動が地球に大きな影響を及ぼすようになった年代を指すとのことだそう。 言葉としては知っていたものの詳しい意味は知らなかったので、そんなスケールの大きい時間軸の話だったのかと、まず思いました。そうした人新世に関わる定義や議論...
『人新世』とは地球の歴史を地質年代で区分する際に、人類の活動が地球に大きな影響を及ぼすようになった年代を指すとのことだそう。 言葉としては知っていたものの詳しい意味は知らなかったので、そんなスケールの大きい時間軸の話だったのかと、まず思いました。そうした人新世に関わる定義や議論の紹介から始まり、本の内容は人類の活動と地球の変化について紹介されていきます。 図説ということで、多くの写真が掲載されています。印象的だったのはウミガメの写真。海底に沈んだプラスチックのネットが体中にからみ、身動きがとれなくなっています。 また本来なら堆積岩や貝殻によって作られる岩石に、たくさんのプラスチックが凝結してできあがった〈プラスチックの岩石〉の写真も衝撃でした。しかもこの岩石は地質学的にも有効な資料らしいです。 プラスチックが産まれたのはつい最近のイメージがあったので、それがこうして自然物と混ざり合って、言葉にし得ないものへと変質しているというのは衝撃的でした。 いずれの写真もプラスチックの自然に対する影響をグロテスクに伝えます。 動植物の絶滅に関する文章も衝撃的。国連の報告書には、現在既知されている動植物、約870万種のうち100万種が絶滅の危機に瀕していると書かれたらしいです。 一方で地球温暖化や環境破壊をデマや陰謀論で片付けようとする人が多いのも事実。アメリカ大統領選でフェイクニュースやデマがSNSで拡散された話があったけど、環境問題に関しても多くのデマが拡散され、それが一定の影響を及ぼしている事実も紹介されています。 最近でもウクライナ・ロシアの戦争でSNSをめぐる攻防が続くけど、環境問題でもSNSの扱い方や影響力というのは考える必要があるように思います。 人間の活動が気候に影響を及ぼし南極の氷が溶けることが、火山の活性化につながりうるという話もあって、地球の上での行動はバタフライエフェクトのようにすべてつながるのだな、と改めて思いました。人間も自然の一部、地球の一部であるということはもっと実感したほうがいいのかもしれない。 そういう意味で考えさせられるのがニュージーランドの法律。この本によると政府はタラナキ山に対し人間と同様の権利を法的に与え、条約や約束を破ったことを山を神聖視するマオリ族に謝罪したらしいです。 『現在では社会の概念を人間以外の種、つまり動物や植物のみならず、岩石や山を含む物質にまで広げて考える人も増えてきている』 という文があったけど、それくらいの発想を持つことが必要になってきているように思います。 本の中では火山が噴火し溶岩が迫る中、技術と工夫と発想により放水を効率的に行うことで溶岩を固め、町が救われたヴェストマン諸島のエピソードが載っていました。 読んでいくと暗い気持ちと危機感が募る本ですが、一方で人間にこんなことが可能なら、まだ完全に地球に対し人類は手遅れでないと信じたいと思います。そして自分も人類の一員、地球の一部という実感を持とうと考えさせられました。
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A4判の大型本、豊富なビジュアルが特徴。たんなる地球温暖化だけを問題にするのではなく、プラスチックによる海洋汚染や湿地の干拓なども含めた人間の活動が地質年代に及ぼす影響(大量絶滅、異常気象など)を広く扱っている。概論なのでこの1冊をまとめて、ということは難しいが、すでに手遅れにな...
A4判の大型本、豊富なビジュアルが特徴。たんなる地球温暖化だけを問題にするのではなく、プラスチックによる海洋汚染や湿地の干拓なども含めた人間の活動が地質年代に及ぼす影響(大量絶滅、異常気象など)を広く扱っている。概論なのでこの1冊をまとめて、ということは難しいが、すでに手遅れになっているのではないかという危機感のもとに編まれていることは間違いない。
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氷河が消えて地球の質量のバランスが崩れて、地球の自転軸が少しズレていると言う事に衝撃❗️ 人類が地球に住めなくなりつつある時に、ウクライナとか米中問題とかで揉めている事に情け無くなる。 グレタさんのように「家が火事になってるのに喧嘩をしてる場合ですか」と言いたくなる。
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