CHANGE LEADER 「多様性」と「全員参加」を実現させるリーダーシップの身につけ方

中村基樹(著者), 西村聖司(著者), 河上祐毅(著者)

• 販売会社／発売会社: クロスメディア・パブリッシング/インプレス
• 発売年月日: 2021/10/22
• JAN: 9784295406136

商品レビュー

2022/05/30

第１章　世の中はどう変わったのか？
未来のチェンジ・リーダーが押さえたい、ビジネス環境の変化
日々の仕事も暮らしも、後戻りはしない

第２章　会社はこれからどう変わるのか？
成功体験が通用しなくなった
多様性を企業・組織が単独で追求する難しさ

第３章　リーダーはこれからどう変わるのか？
多様なリーダー像
危機を乗り越えられるのは「全員参加」を実現できるリーダー

第４章　会社員はこれからどう変わるのか？
会社という居場所
組織に属することで得られる安心感

第５章　スキル・働き方はこれからどう変わるのか？
１０年間でコアコンピタンスをつくる
ロジカルシンキングはあらゆる仕事の土台　

2021/11/12

アクセンチュア出身メンバーが書いた本。自社(ムーンプライド)の宣伝本と思ったが、、、「リーダー」や「マネジメント」を体系化している良本だった。
ピータードラッガーの「チェンジ・リーダーの条件」を今風にまとめられている。
序盤は事業の各論→リーダー論→組織マネジメント論と展開されているので、序盤を乗り切ると読みやすくなるはず。

◯ドラッガーの「チェンジリーダーの条件」内容おさらい
・マネジメントが果たすべき三つの役割。使命を果たす、働く人を活かす、社会的責任を果たすである。
・マネジメントが事業を成功させるためには、事業を定義する必要がある。「事業とはなにか」「顧客は誰か」
・企業の目的は顧客の創造である。顧客の創造にはマーケティングとイノベーションが必要であり、顧客を知ることがマーケティングであり、顧客に新たな価値を提示することがイノベーションである。マーケティングとイノベーションによる顧客の創造が事業の使命である。
・マネジメントは目標を具体化しなければならない。目標とは事業の基本戦略であり、行動のための動機づけ、基準であり、基準は資源の集中に必要
・事業を定義するためには、3つの前提を考えなければならない。
　第一は外部環境としての市場（組織が何によって対価を得るか）である。
　第二に自らの目的と使命（組織が何を意味ある成果とみなすか）
　第三に自らの強みと弱み（リーダーシップを発揮するためにはいかなる分野で抜きんでなければならないか）である。