道徳授業を変えたい！と思ったときに、まず読む本 「本質」から始めるKTO入門

加藤宣行(編著)

• 販売会社／発売会社: 東洋館出版社
• 発売年月日: 2021/10/21
• JAN: 9784491043401

商品レビュー

2024/05/25

2024/5/26
教師が言わせたいことを言わせる授業ではいけないと思った。児童一人一人が、白か黒で答えるのではなく色んな考えをもっていることを認め、深く考えることができる授業づくりを意識することが大切だと知った。

2021/10/08

KTO型道徳について学ぶ際、はじめの１冊として読むのにおすすめ。

どこがよいか。
１）若手の体験が記されている
　　編著者の加藤宣行氏の他に、数名の先生方が執筆されている。
　　授業改善のために「どこから取っ掛かるといいのか」
　　授業に取り組んで、子どもたち・先生方が「どう変わったのか」
　　事実が記述されている。

２）動画による解説がある
　　KTO型道徳の極意
　　①深く考え、議論する道徳授業とKTO
　　②授業の導入
　　③発問のポイント
　　④子どもを前のめりにして話し合わせるポイント
　　⑤板書と道徳ノート
　　加藤氏によるQRコード動画・解説がある。
　　５〜１０分ほどにまとまっており、非常にわかりやすい。
　　（ノリもいい）

３）学研教科書の授業例が掲載されている
これまでKTO型道徳の実践例は、加藤氏が監修している光文書院の教科書教材が多かった。
授業プランや板書例など、これまで自分や勤務校で取り組んできた授業との比較検討ができ、個人的には非常に勉強になった。

面倒かもしれないけれども、取り組むと、授業が変わり、子ども、そして教師自身の道徳授業に対する意識も変わる。
それがKTO型道徳だと思っている。

道徳授業に関心がある方には、是非とも手に取って欲しい１冊である。