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畏れ入谷の彼女の柘榴
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/10/19 |
JAN | 9784065251478 |
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商品レビュー
3.6
20件のお客様レビュー
どれも不思議が起こる話。 特に、うちの玄関に座るため息 が良かった!後悔しない人生、って良く聞くけど、それがどんなときも正しい訳では無い。後悔を背負って決断することが、本当に人を想うということなんじゃないか? 私も、自分が後悔しないように、というのを優先してしまうことがある。しか...
どれも不思議が起こる話。 特に、うちの玄関に座るため息 が良かった!後悔しない人生、って良く聞くけど、それがどんなときも正しい訳では無い。後悔を背負って決断することが、本当に人を想うということなんじゃないか? 私も、自分が後悔しないように、というのを優先してしまうことがある。しかし、人と関わる上では後悔を背負ってでもという気持ちが大事。 どの話も教訓が多かった。人生において学ぶことがたくさんあるので、オススメな1冊! わかった気にならないで、実践に活かしていきたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「畏れ入谷の彼女の柘榴」は「やさしナリン」や「あまりぼっち」等の他者を大切にする意味って?がピンと来ない人と結婚してしまった人の方がどうにか気づかせようと頑張る話。生命を発生させる超能力が子供に宿るという設定や、それによって子猫が子猫を産んだりといった、「命を大切にしたい」という信条をゆらがせるような展開が冒涜的な感じ。 「裏山の凄い猿」は私のために書かれた小説。主人公も同い歳くらいだいし。周囲の友達が結婚していくけど自分は焦らない代わりに、焦らないことに焦るみたいな感情がすごくリアル。友達とか親から「人に感情向けられないんだったら一生結婚できないね」と宣告されるも反論できず、そうかもと思い唖然とするのも、なんだかわかる。そうやって「人じゃなかった」主人公が、「でもちょっとは人になろうとしてもいいんじゃないかな」と手探りながら地下の水路を進んでいく。その心細い感じとかも共感してしまう。結局結論が出ないけど、そのことでかえって承認されたみたいに感じて、読み終わってから少し泣いた。 「うちの玄関に座る溜息」は、心残りを持たないことに全力を尽くす兄姉弟の話で1人じゃなくて3人とも同じようにズレていて、話し合いながら恐怖を受け入れ他者性に向かって前に進もうと決意する流れでボロボロ泣いた。
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出てくる言葉がひとつひとつ考えさせられました。 後悔はないだろうけど何も掴めない 読み終えると、いろいろちゃんと考えてもっと力を尽くして生きていかなきゃ!と思える気がします。
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