タイムスリップしたら、また就職氷河期でした 双葉文庫

南綾子(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2021/10/14
• JAN: 9784575525069

商品レビュー

2024/07/03

私も氷河期世代の未婚で一応、正規雇用、一緒に住んでるパートナーも同世代の非正規で、もちろん子供いません。氷河期世代の自分を呪ったことあったけど、どの世代にもいいところ悪いところ、あると思うけど。どの時代がいいとか、そんなことキリが無いと思う。
たとえば、古くなるけど、戦時中とか、戦後とか、将来の超高齢化社会とか。そういう時代に比べると、今の私は、幸せと思える自分を褒めてやりたい。

2024/06/21

自身が氷河期世代、ロスジェネなので、このテーマの小説はつい手に取ってしまう。

41歳から大学生にタイムスリップして就活やりなおし。うまく行くことも、ままならないこともあるけど、前の人生の記憶を活かしたり活かさなかったりしながら、少しずつ誰かの役に立つ、そんな人生へと進んでいく。救いのあるお話でした。

2024/06/04

たまに作者の思想が駄々漏れな作品がある。
創作物なので当然っちゃ当然なのだが、作者の意見をそのまんまキャラクターに代弁させてるような露骨過ぎる作品もある。面白いんだけど胸焼けを起こすような…

作者の青春時代が舞台なので仕方ないにせよ、富士子さんの婚活に対する熱弁とか凛子の苦い恋愛とか作者の体験談から来てるでしょ…
マイケルと関根さんなんて恨みしか感じられない。
（就活〜社会人編より婚活ビジネス編からの方がノリノリに感じたのは、私が南先生の婚活エッセイを読んだ事があるからだけかもしれない）

　自分も中年非正規雇用なので、読んでいて耳が痛かった…。「もう少し将来を考えないと！」と少し真面目に考える機会ができた。

大卒の女子が短大卒より就活で不利になるとか信じられない…。そんな恐ろしい時代があったのか…
あと、余談ですが何故か鶴丸は職場の人（面識なし）、凛子のビジュアルは伊藤美誠系の老け顔に脳内変換されてしまい、集中できなかった笑