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ディス・イズ・ザ・デイ 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2021/10/07 |
JAN | 9784022650115 |
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ディス・イズ・ザ・デイ
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商品レビュー
4.4
26件のお客様レビュー
楽しそうな表紙に思わず手に取る。そういう話か。テレビでのスポーツ観戦は好きだけど、会場で観戦する人の気持ちがよく分からなかった。短編集なのだけど、それゆえに、同じ現地に足を運ぶ人にもいろんな目的や楽しみかた、抱えた悩みや事情があるのが友人知人かのように身近でリアルに感じられ面白か...
楽しそうな表紙に思わず手に取る。そういう話か。テレビでのスポーツ観戦は好きだけど、会場で観戦する人の気持ちがよく分からなかった。短編集なのだけど、それゆえに、同じ現地に足を運ぶ人にもいろんな目的や楽しみかた、抱えた悩みや事情があるのが友人知人かのように身近でリアルに感じられ面白かった。
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もともとスポーツ観戦は好きだけれど、楽しさを再認識させられた! その競技に詳しくなくても、チーム事情に詳しくなくても、地元のチームを応援したり、特定の選手を応援したり、プレーや技に注目したり、会場の雰囲気を満喫したり、楽しみ方はいろいろあって良くて、誰に侵されることもないものだな...
もともとスポーツ観戦は好きだけれど、楽しさを再認識させられた! その競技に詳しくなくても、チーム事情に詳しくなくても、地元のチームを応援したり、特定の選手を応援したり、プレーや技に注目したり、会場の雰囲気を満喫したり、楽しみ方はいろいろあって良くて、誰に侵されることもないものだなと。 22チームのファンの“その日”のこと、“その日”に至るまでのことが、それぞれの目線で描かれ、“その日”をキーに少しずつ交錯している短編集。 あたりまえだけど、たくさんあるチームそれぞれにファンがいて、そのファン一人ひとりにバックグラウンドがあって、そんな人たちがスタジアムに集まって一つのチームを応援している。 そんな気づきにも心動かされ、改めてスポーツ観戦っていいなぁと思えた。 スポーツをしている人ではなく、観る側の物語なので、スポーツ観戦好きな人にはもちろん、そうでない人も楽しめる一冊。
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※このレビューにはネタバレを含みます
架空のJ2リーグ22のチームのサポーターを群像劇とした11の連作短編集。サポーターと言っても温度差がいろいろ違うところがとても良い。最初の3つを読んで、何とも締まりのない短編と感じて暫く放置していたが、周囲の応援を得て再読開始、読み終えていい本だと認識を新たにした。各チームのサポーターの人間関係が誠実に描かれ日常の機微や悩みが描かれる点で、いわゆる感動系とは一線を画していて、津村さんらしい穏やかな物語が紡がれている。波風が激しくないこともあるし、それぞれJ2リーグの最終節数試合で11の物語が同じ時系列で進むなか、各短編の結びが比較的オープン的に終わっているので、一編ごとにカタルシスを得たい派には合わないかもしれないが、最後のエピローグまでしっかり読んでほしい。エピローグは、自動昇格を逃した昇格プレーオフの最終戦をめぐる11の「その日」が順に語られ、全ての短編が上手にクローズし、良い小説を読んだ感慨に浸れることを請け合える。サッカーにあまり興味がない方でもいけます。
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