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剣樹抄 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/10/06 |
JAN | 9784167917609 |
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剣樹抄
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商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
江戸を舞台に孤児たちが水戸光圀の隠密組織「拾人衆」として活躍する歴史小説風のエンタメ作品。 主人公は、父親を旗本奴に殺され、育ての親も明暦の大火で喪った挙句、件を教えてくれた恩人もなくしてしまう、六維了助。 拾人衆の仲間である鶴や禅問答を通じて少しずつ心を開いていく様子が温かい。また、いっぺんいっぺんに起承転結があり面白かった。 時代背景はもちろんのこと、史実の出来事や登場人物もたくさん登場しており、歴史を知っているとさらに楽しめる作品になっている。 私はそんなに知らなかったので、その感動に共感できず、残念だった。
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本作は『光圀伝』とリンクする場面が多く、光圀伝ファンには大変興味深い作品。拾人衆という子供の特殊技能集団を使って江戸の事件を解決していくという設定も良い。一方で1話毎の事件がやや複雑すぎて渋滞を起こしている印象。「丹前風呂」がまさにそうで、人物も多く展開も裏の裏までひっくり返り...
本作は『光圀伝』とリンクする場面が多く、光圀伝ファンには大変興味深い作品。拾人衆という子供の特殊技能集団を使って江戸の事件を解決していくという設定も良い。一方で1話毎の事件がやや複雑すぎて渋滞を起こしている印象。「丹前風呂」がまさにそうで、人物も多く展開も裏の裏までひっくり返り、推理物としては良いと思うが、本作は設定が良いだけにもっと子供らと光圀に焦点を当ててほしかった。 光圀の過去の過ちへの「贖罪」というテーマが本作全体を貫いており、その点で作品に深みをもたらしている。次作で打ち明けることになるのであろうが互いにどう和解して折り合うのか非常に楽しみだ。
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やっぱり冲方丁さんの作品は読ませる。特に序盤の物語に引き込む力の強さが半端ない。 主人公の了助を突き落としていく序盤が特に引き込まれました。父を理不尽に殺され、恩人を大火で喪う。了助を襲う運命の過酷さ、そして大事な人を喪っていく彼の悲しさの描写や場面に思わず感情が入ってしまいま...
やっぱり冲方丁さんの作品は読ませる。特に序盤の物語に引き込む力の強さが半端ない。 主人公の了助を突き落としていく序盤が特に引き込まれました。父を理不尽に殺され、恩人を大火で喪う。了助を襲う運命の過酷さ、そして大事な人を喪っていく彼の悲しさの描写や場面に思わず感情が入ってしまいます。 そんな中で身体能力や独学で身につけた棒術を買われ、了助は幕府の隠密組織に誘われることに。ここで登場するのが水戸光圀。同著者の『光圀伝』を読んでいたので、ここでまた出会うとは意外な喜びでした。豪胆でしきたりに縛られない『光圀伝』の光圀らしさも健在。 こうして信頼できる大人や心の師、同年代の友人とも出会い徐々に運命が好転していくように見えた了助。しかし物語は平和に進まず、了助に再び起こる悲劇。ここの落差がまた心に響く。そして物語は江戸すべてを巻き込む陰謀につながっていきます。 了助のキャラクターであったり、心や技術が成長していく過程がよく描けていたと思います。また了助の敵役となる敵もキャラクターが濃くて物語として非常に映える。成長ものとしても、エンタメとしてもいい作品だったと思います。 ただ物語が一本の長編ではなく、途中から連作短編のような形式になったため、序盤から中盤にかけての話の盛り上がりが落ち着いてしまったことが少し残念でした。 また敵役との決着や、陰謀の決着がつかないまま次巻へ持ち越しとなってしまったのも少し拍子抜けしてしまいました。 最初からそういう作品だと思って読んでいたらまた違ったのだろうけど、個人的には了助が絶望、希望、また絶望へとたたき落とされ、その物語のテンションを保ったまま、敵と決着をつけるまで走り抜けてほしかったなあ、とも思ってしまいました。
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