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アダルト・チルドレン 自己責任の罠を抜けだし、私の人生を取り戻す ヒューマンフィールドワークス
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 学芸みらい社 |
| 発売年月日 | 2021/10/01 |
| JAN | 9784909783837 |
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アダルト・チルドレン
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アダルト・チルドレン
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
筆者は臨床心理士で、カウンセリングセンターを設立し数々の患者と対応してきた。表題はアメリカで生まれた言葉で元は「アルコール依存症の親がいる子供」の意味で、日本では別の定義で扱われ、浸透していった。ちなみに自分はピノキオ的な人を指す言葉だと思っていたが、本書では家庭環境げ原因で心理...
筆者は臨床心理士で、カウンセリングセンターを設立し数々の患者と対応してきた。表題はアメリカで生まれた言葉で元は「アルコール依存症の親がいる子供」の意味で、日本では別の定義で扱われ、浸透していった。ちなみに自分はピノキオ的な人を指す言葉だと思っていたが、本書では家庭環境げ原因で心理的障害を抱えた状態を指している。 中盤で患者の例が列挙されている。不幸のオンパレードで救いがない話が多く、出勤途中に読んでいると気が滅入ってきそうになる。アルコール中毒や家族間暴力、ギャンブル依存など手段はそれぞれだが、両親、祖父母の代まで遡る家族内での崩れた精神的肉体的バランスが世代間で連鎖されていくのが共通している。 幸い自分はこういった環境でなく健全に(?)育つことができたので両親や先祖に感謝したい。が、ここで挙げられているのはカウンセリングを受けに来た人達の例であり、必ず家庭環境から不幸が連鎖されていくわけてはない、と思いたい。治療やカウンセリングでその連鎖を断ち切ることも大切だが、全てがこうなるとも思いたくない。
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アダルトチルドレンというテーマについて深く理解ができる良書。 そもそものACの定義から、具体的な家族のパターンなど。 ACの本人を、否定するのではなく理解して再定義、ACを自身のアイデンティティにしても良いという内容。 ACを問題と捉えるのではなく、役に立つか立たないかで捉えると...
アダルトチルドレンというテーマについて深く理解ができる良書。 そもそものACの定義から、具体的な家族のパターンなど。 ACの本人を、否定するのではなく理解して再定義、ACを自身のアイデンティティにしても良いという内容。 ACを問題と捉えるのではなく、役に立つか立たないかで捉えるという、とても実用的な考えですね。 親もまた親から受けた扱いによりできているという点、親もまた同じ人間というリアルさ。 アドラー心理学のように、原因としてACを使うのではなく、前に向かうため、今を生きるためにACを使うという強さがあるのもとても良い。 - アダルトチルドレンという本を出した時、医療従事者は読まずとも言葉の意味が分かった、定義されていないが既に存在していた概念 - 98点理論、点数を取るほど求められる理論、98点で満足しない親が多すぎ過ぎ問題 - 共依存は妻も悪い、という考えは被害者有責論に繋がる、慎重に捉えるべき - 女性目線がわずかに強めな部分あり(著者が女性 - 性的虐待は、子供に性的な対価を求めており、無条件の愛情を放棄する虐待 - インナーペアレントという形で親が心に棲みつき虐待する、父は力があってアウターなので、母はインナペアレントになりやすい - 「癒し」は病だれ。癒すは、むしろ卑しいという考え。インナーチャイルドと表現し、自分を客観的に癒そうとするのは、閉鎖的な自己愛の匂いが気持ち悪く感じる、とのこと。 - 自己肯定ではなく、自己否定で強化していくのも大事。
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AC(アダルトチルドレン)は精神科医によって判断されるものではなく、自身が認知・定義づけできるもの。その認知や定義づけによって、生きづらさから解放されるなら大いに自身をACだと言おう!と本書にはあって。 そうなんだが、それでいいのか?と思う節は多々ある。 なぜなら本書を読むほどに...
AC(アダルトチルドレン)は精神科医によって判断されるものではなく、自身が認知・定義づけできるもの。その認知や定義づけによって、生きづらさから解放されるなら大いに自身をACだと言おう!と本書にはあって。 そうなんだが、それでいいのか?と思う節は多々ある。 なぜなら本書を読むほどに、ほとんど全ての人間がACなのではないかと思えるからだ。(人間全て生まれ育った環境があり、その環境を経て自己形成されるのだから、全ての事象が親との関係性による部分は大なり小なりあるわけで。) 自分もあなたもみーんなACよ!って言う世界って、なんだかシュールじゃない? 結末にある通り、ACプライド(ACと自己認知した上で、“自分の人生の座標軸を措定し、「私はこれまで、このように生きてきて、このように親の影響から脱していこうとしている」と考える”)まで思考を伸ばせたらACを自己認知する意味もあるだろう。 AC飽和の世界から、ACプライドを持てるまで個々人が思考を引き延ばした世界へ移行することが望ましいと考える。 以下、ACの種類について抽出(自分フィルター通してる)。人間誰しもどれかに当てはまるでしょって改めて思うのだが。 1責任者 親の役割の一部を、子自身が強迫観念に似た感情(自分がやるしかない)のもとで担っている状態(背負う必要のない量を背負うため、強い疲労を感じるが、周囲から理解は得られず、自分で自分を苦しめ続ける。) 2調整役 家庭の状態を良くするために、子自身が下記の役のもと家庭を調整しようとする。 (1)スケープゴート 夫婦の対立を緩和するため、子自身が問題行動を起こしたり病気になることで親の関心を引く状態。 (2)ピエロ 家庭の緊張を緩和するため、子自身が冗談などで場を和ませる状態。 (3)ヒーロー 家庭の平和を構築するため、子自身が家族の希望の星となる状態。自分のなりたい姿ではなく、親が喜ぶ像に向かって努力する。 (4)ケアテイカー 自分の存在価値を、周囲をケアすることで見出そうする状態。自分のために自分のやりたいことをするのではなく、他人のために他人がしてほしい物事を与え続ける。 3順応者 家庭の緊張や恐怖から自分の世界を守るために、静かに身をひそめ、何も主張しない状態。全ての事象から一定の距離をとるため人間関係の構築が困難。
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