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くらしのアナキズム
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ミシマ社 |
| 発売年月日 | 2021/09/24 |
| JAN | 9784909394576 |

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商品レビュー
3.8
52件のお客様レビュー
アナキズムとは、なんぞや?から入った。参加している読書会の課題図書。何か怖いイメージがするアナキズムという言葉だけれど、読んで終わると、こんな身近なところにその萌芽があるのかぁ〜と思った。アナキズムって、権力を嫌って革命を起こす。けれども結局それも、また違う権力が生まれるだけ。で...
アナキズムとは、なんぞや?から入った。参加している読書会の課題図書。何か怖いイメージがするアナキズムという言葉だけれど、読んで終わると、こんな身近なところにその萌芽があるのかぁ〜と思った。アナキズムって、権力を嫌って革命を起こす。けれども結局それも、また違う権力が生まれるだけ。では、そもそも権力的な制約がない自由や平等は作れるのか?あるのか?市場経済に突入する前の、「市場」(いちば)の話を読みながら、バルセロナのメルカドで見た、売る人、買う人、冷やかしに来る人、子供も走り回り、大道芸人もいて、人種も混ざり…という、凄まじい自由のエネルギーと雑多な空気を思い出した。そこには、今の店が持ってる、「売る買う」だけで終わる以上の交流があって、そこに「人の場」があったなぁーと思う。時々リーダーとか、やらされると、つい最期は、はい、多数決!となるけれど、その方法を取らず、時間をかけて話や意見を聞き、納得するまで話し合い、妥協点をみつけるというやり方は、恐ろしく時間もかかるだろうけど、「負ける者」が、いないというのは、なるほど納得。昔は秩序がなく、好き勝手にぐちゃぐちゃと思っていたけど、実は、国がなくても、日々やれていたという事実はビックリ。要再読!
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【本を読もうと思った理由】 コテンラジオを聴いて、ポスト資本主義に興味が湧いたため。端的に、資本主義は確かに私たちを豊かにした。でも何か息苦しくね??ということ。 【本の感想】 ポスト資本主義、という視点で読んだからかもしれないが、対象とするガバナンスのスケールとレイヤーが...
【本を読もうと思った理由】 コテンラジオを聴いて、ポスト資本主義に興味が湧いたため。端的に、資本主義は確かに私たちを豊かにした。でも何か息苦しくね??ということ。 【本の感想】 ポスト資本主義、という視点で読んだからかもしれないが、対象とするガバナンスのスケールとレイヤーが行ったり来たりして、一貫した主張を読み取ることができなかった、というのが全体的な感想。 人類学的視点で政治の本質と在るべき姿、生活との距離感を学ぶことは面白かったし、それをアナキズムと呼ぶことにも共感できた。個々人のスタンスとしてそれらを取り入れることで、生活を豊かにしていく、という観点も非常によく理解できた。文化系トークラジオLifeで外山恒一氏が出演した伝説の回『運動』で、森山氏が運動とは「豆腐屋で豆腐を買うということ」と主張したことが思い出されたし、コロナ後にそれを語ることには、私を含む多くの人にとって違った実感と意味がある。 だが、大きな統治システムへの批判を入れることで逆に主張がぼやけてしまった印象を受けた。コミュニティとガバナンスと経済(いちば)が一体不可分で切り離せないとする人類学的視点と、巨大な国家統治に使われるシステムである多数決民主主義への批判が、どうしても結びつかなかった。筆者が問題視する、匿名化され顔が見えない関係の中で行われる市場(しじょう)における自由経済活動と、それと両輪の国民国家の仕組みである民主主義、その恩恵を我々が享受している事は否定のしようがない。読む前に期待していたのは、生活レベルのアナキズムと、大きなガバナンスをレイヤーとして分けることで、現行の日本政治システムと別のところで豊かな生き方を獲得していこう、的な方向性だったので、その点は少し残念に思った。 さらに言うと、筆者が人類学的視点で導入を推奨した、リーダーや政治のあり方について、実は日本においては、企業やサラリーマン文化という形で継承されているのではないかと私は思う(良し悪しはさておき)。企業活動においては、多数決で物事を決めても人が動かなければよい成果を得ることはできない。日本の中間管理職は、構造上は部下に与えるばかりで、飲み会で社内政治をこなしている。さらには、この人のために頑張ろう!と想われる人が上にいくという意味で、本書で登場したリーダーの姿と重なる。さらに、(私も含めた)20代〜30代前半の若者のうち、約7割が管理職になることを望まない、とする調査結果も、本書に登場したリーダーになりたくないコミュニティ構成員の話と類似する。 この方法が、数十〜数千・数万人単位の個人の認知を超えた共同体に対して、秩序をもたらしている。ちょっと雑なまとめになってしまうが、日本企業のようなシガラミでできた組織体が、どうすれば資本主義的生産活動以外を目的として駆動できるかを考えることが、ポスト資本主義的なものや、現行政治体制下でのアナキズムを考えるヒントになる気がした。 賛否はともかく、上記のように色々考えるよいきっかけの読書となった。
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政治を身近に感じられているか? 5年前の自分はあきらかにNo。 松村圭一郎『くらしのアナキズム』は、 政治は遠い世界の話ではないと思い出させてくれる。 少し前の自分には、暮らしがなかったから政治もなかった。 それがいま、段々と政治を身近に感じてきている。 生活が不安定に...
政治を身近に感じられているか? 5年前の自分はあきらかにNo。 松村圭一郎『くらしのアナキズム』は、 政治は遠い世界の話ではないと思い出させてくれる。 少し前の自分には、暮らしがなかったから政治もなかった。 それがいま、段々と政治を身近に感じてきている。 生活が不安定になったからかもしれない。 ただその分、暮らしを、自分の手元に取り戻してきた実感がある。 暮らしを取り戻すことで、見えてくるものがある気がする。
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