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おはしさま 連鎖する怪談
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2021/09/22 |
JAN | 9784334914264 |
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おはしさま
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商品レビュー
4.7
8件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
終盤のファンタジー展開に呆然。冒頭の三津田氏のじめじめした怖さとまったく別次元に行きついてしまった。まあ一応ちゃんと話にオチはついていたし、このくらい暴走していた方がリレー小説の醍醐味が発揮されているという気もする。
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三津田さんの新作と聞いてみたら、まさかの海外の作家とのリレー小説。 翻訳本が苦手だったのでかなり読むのに苦労しましたが、第四章で話の構造が分かり始めてからはスラスラ読めるようになりました。読んでいるときは第五章の展開が好きになれませんでしたが、あとがきを読んでリレー小説で苦労したことが分かると好きになれました。
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日本・香港・台湾の作家によるホラーミステリのリレー小説。箸を使ったおまじないの「おはしさま」。それはただの都市伝説なのか、それとも呪いなのか。なんともおぞましく恐ろしい作品、と思って戦々恐々の心地で読み始めましたが。 まず「おはしさま」。これは文句なく怖いです。嫌です。いや、好き...
日本・香港・台湾の作家によるホラーミステリのリレー小説。箸を使ったおまじないの「おはしさま」。それはただの都市伝説なのか、それとも呪いなのか。なんともおぞましく恐ろしい作品、と思って戦々恐々の心地で読み始めましたが。 まず「おはしさま」。これは文句なく怖いです。嫌です。いや、好きなんだけど。一番短いのに一番恐ろしさは強烈。さすが三津田さんです。 続く「珊瑚の骨」は、切ない青春小説のような読み心地だし。「呪網の魚」は都市伝説を用いたミステリ。「鰐の夢」では今までのあれやこれやが繋がってきた感があって、たしかにこれで完結してもよい気がしました。ならば続く最終章でこれはいったいどのように着地するのだろう、と思いながら最後の「魯魚亥豕」を読むと……うわー、何これ! まさかこんな楽しい物語になっちゃうだなんて! ホラーではあるのですが、少しばかりコミカルで、そして驚かされる物語でした。文さんが素敵だなあ。 とはいえ、本質はどれもホラーミステリなので。ホラーミステリ好きにとってはひとつの物語でこれほどまでに違うテイストを味わえるとは、と感激するばかりでした。どの物語もきちんと繋がっているけれど、それぞれ単独の作品としても読めそう。なんだかとってもお得な感じの一冊です。惜しむらくは中国の伝承や神話のようなものに馴染みがないところだけだけど。それも欠点になるほどではないかな。
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