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ソラシド 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2021/09/22 |
| JAN | 9784122071193 |
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ソラシド
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
幻の女性デュオ「ソラシド」を探す兄(ヤマシタ君)と妹(オー)の物語。 それは1986年を軸に、かつてのヤマシタ君の生活と、かつてのヤマシタ君が聴いた音楽を巡る過去への旅のようだった。 (音楽についてはきっと、“かつての吉田さん”と言ってもいいのかもしれない) 『フィンガーボウル...
幻の女性デュオ「ソラシド」を探す兄(ヤマシタ君)と妹(オー)の物語。 それは1986年を軸に、かつてのヤマシタ君の生活と、かつてのヤマシタ君が聴いた音楽を巡る過去への旅のようだった。 (音楽についてはきっと、“かつての吉田さん”と言ってもいいのかもしれない) 『フィンガーボウルの話のつづき』『針がとぶ』『金曜日の本』とも、ところどころ響き合う。 女性デュオ、ピザの箱にレコード、ポークパイ・ハット、パスパルトゥ、ホワイト・アルバム…。 吉田さんにとって当時それらは、イメージの膨らませやすい、お気に入りのパーツだったのかもしれない。 作中には80年代の様々な曲名が並んでいる。 実際に聴きながら読み進めるのも楽しかった。 ノスタルジックな思いに駆られる、いいお話だった。
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吉田篤弘さんの小説は独特な表現や不思議な雰囲気を醸し出していて少し読みにくいと感じることもあるが、これは女性デュオのソラシドの真相を探るという一つのテーマが中心で、ストーリーとしては分かりやすかった。
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1986年の冬に、思いを馳せる主人公。 当時書かれた日記をもとに、さまざまな記憶が蘇る。 もらった金を全部レコードにつぎ込み、「空中の長屋」と呼ばれたアパートで三年間暮らしていた。 1986年の雑誌を何となくめくっていると、〈ソラシド〉という名前の女性デュオの小さなコラムに出会...
1986年の冬に、思いを馳せる主人公。 当時書かれた日記をもとに、さまざまな記憶が蘇る。 もらった金を全部レコードにつぎ込み、「空中の長屋」と呼ばれたアパートで三年間暮らしていた。 1986年の雑誌を何となくめくっていると、〈ソラシド〉という名前の女性デュオの小さなコラムに出会い、自分よりずっと若い1986年生まれの妹と、ソラシドの音楽を探し始める。 懐かしさで埋め尽くされた物語だった。 「レコードの溝に針をおろす」なんて、もう長年やっていないことに気づく。 ジャケットの魅力だけでレコードを買うとか。 懐かしい人に出会い、記憶にある場所を訪ね、〈ソラシド〉にまつわる話がどんどん広がっていきます。 閉ざされた扉が開かれるような、けれど何もかもを掘り起こさず、記憶のまま留めておきたいような。 いろんな「思い」が詰め込まれた長編小説、とても良かったです。 ビートルズのホワイトアルバムが聴きたくなります。
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