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生きることとしてのダイアローグ バフチン対話思想のエッセンス
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生きることとしてのダイアローグ バフチン対話思想のエッセンス

桑野隆(著者)

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生きることとしてのダイアローグ バフチン対話思想のエッセンス

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2021/09/18
JAN 9784000614900

生きることとしてのダイアローグ

¥1,595

商品レビュー

4.3

8件のお客様レビュー

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2025/08/28

「ポリフォニー論」や「カーニバル論」がその代表的な思想概念として知られるミハイル・バフチンですが、それらの根底にある原則とも言うべき「対話」、すなわちダイアローグの概念について、長らくバフチン研究を行ってきた筆者の論考が記されている。ただ基本的にバフチンは文学研究者としてドフトエ...

「ポリフォニー論」や「カーニバル論」がその代表的な思想概念として知られるミハイル・バフチンですが、それらの根底にある原則とも言うべき「対話」、すなわちダイアローグの概念について、長らくバフチン研究を行ってきた筆者の論考が記されている。ただ基本的にバフチンは文学研究者としてドフトエフスキーの小説をベースに議論を展開した思想家であり、ポリフォニーにしても小説という枠組みを念頭に提唱された概念ではあるのですが、『生きることとしてのダイアローグ』という本書のタイトルにあるように、筆者は私たちの生を豊かにする可能性をもったものとしてバフチンの思想を捉え、小説外の世界に敷衍して、そこからヒントを得ようというのが本書の試みでないかと思います。 実際、バフチンの思想は非常に示唆に富むもので、社会的な生き物である私たち人間の「関係」や「存在」についての考察が大変興味深いです。私たちが存在しているということは、対話的関係の中にいるということ(バフチンは対話というものを言葉に限定していません)、本人不在の状況でその人の内的な真理に触れるようなことについて断定的に扱うことは対話を終結させてしまうに等しいことなど、とりわけ現代社会の、一つの情報から一方的に決めつけてしまう対話的姿勢の欠如した風潮にあっては、非常に重要な指摘ばかりだと思います。 ただ、本書では、バフチンの論文から多くを引用しながら議論が組み立てられていますが、私たちの実生活に適用しようという試みであるならば、もう少し筆者独自の考察を多く述べてほしかったと思わなくもないです。どちらかというと、バフチンの考えを紹介する、というスタンスであったように思います。バフチンの言葉は哲学的でわかりにくかったりもするので、そこをもう少し具体例とともに解説してもらえると、どう私たちの現実社会と繋がってくるのかがイメージしやすかったのではと感じました。 しかしバフチンの思想をそのエッセンスを抽出しながら紹介されたことで、その大枠と核心を理解しやすかったですし、確かにバフチンの考えは現代のリアルな私たちの生において大きな意味を持つと思います。容易には解決しそうにないテーマについて、対話をもとにその先の展開を見出そうというプラクティスに関心がある私のような者には大変参考になるところが多くありました。堅苦しくない文章で記載されているので読みやすいかったです。一読の価値ありだと思います。

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2025/08/01

社会文化理論を勉強していて出会ったバフチンを和書で学びたいと思い購入。バフチンの考える対話論がロシア語訳の書籍の引用をとおして解説されているが、わかるところは少なく、わからないところが多かった読後だった。ただ教育や研究に示唆的なところも多くたくさん付箋がついた。頭が冷えた頃にもう...

社会文化理論を勉強していて出会ったバフチンを和書で学びたいと思い購入。バフチンの考える対話論がロシア語訳の書籍の引用をとおして解説されているが、わかるところは少なく、わからないところが多かった読後だった。ただ教育や研究に示唆的なところも多くたくさん付箋がついた。頭が冷えた頃にもう一度読みたい。

Posted by ブクログ

2025/03/13

 カーニバル、ポリフォニーのミハイル・バフチンの、なんというか、根っこにある思想の探求といえばいいでしょうかね。「ダイアローグ」について解説している本。ダイアローグというのは、直訳しちゃうと「対話」なんですけど、ピッタリ来ない。  で、コミュニケーションというふうな言葉で言うと、...

 カーニバル、ポリフォニーのミハイル・バフチンの、なんというか、根っこにある思想の探求といえばいいでしょうかね。「ダイアローグ」について解説している本。ダイアローグというのは、直訳しちゃうと「対話」なんですけど、ピッタリ来ない。  で、コミュニケーションというふうな言葉で言うと、ちょっとちがうよなあ、という感じで、人が、自分を人として認識する根っこにある「聴こえてくる」ことと、「考える」こと、そして「語る」ことの構造というか、頭の中のやり取りの現場について、考え始めさせてくれる本。読んでいるこっちは、半ボケの老人で、まあ、わかっていないと思うんですが、おもしろかった。アホブログにも、もう少しまともに書いています。  https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202501310000/

Posted by ブクログ