魔女の娘 メディアワークス文庫

冬月いろり(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2021/09/22
• JAN: 9784049138214

商品レビュー

2025/01/15

魔法使いの家系ながら、魔力を持たずに生まれてしまった少女が、魔力をレンタルして魔法学校に通う、そんなお話。

ちょうど読み始めた時期に放送していたアニメにも
似たような題材の作品があり、魔法まみれで幸せだった。
また、
魔法使いになりたかったけどもなれそうにない、そんな自分のような人間にもほのかに希望を与えてくれるような設定で、羨ましさと妬ましさと、少しの救いがあったように思う。
魔法学校、通いたかったなぁ……

2022/07/28

魔法学校というファンタジーから始まるストーリー。

でも、ほしい力がどんなに願っても手に入れられない悲しさ、生まれながら持っている人からの差別など、「どうしようもなさ」への苦しみに痛いほど共感できた。それでも魔力をレンタルすることへの理解や、努力していることを認めて疑いをかけられても信じてくれる友だちの温かさが染みるいいお話だった。

ラッキースターやクッキーが好きになる。続編もできないかな〜

2022/05/27

　著名な魔女を母に持ちながら、魔法が使えない「失くし者」の少女・帆香。旅に出たまま姿を消した母の手紙に導かれ辿り着いた「魔法のレンタル屋」で、月額9万8000円と引き換えに魔力を借りられることに。母の面影を追い、憧れの魔法学園に入学した帆香だが、ひょんなことから早々に「失くし者」であることがばれてしまう。魔力を持たない「失くし者」にも関わらず、なぜか魔法を使える彼女に、クラスメイトが向ける視線は冷ややかなものだった。
　そんな中、生徒が次々と魔力を奪われる謎の事件が勃発。犯人の疑いをかけられた帆香は、クラスでただ一人帆香の秘密と無実を知るレンタル屋の息子・千夜と共に、自ら犯人探しに乗り出すことに――。魔法社会のはぐれものが出会い、紡ぐ。鋭くあたたかい学園ファンタジー・開幕！