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刑務所の精神科医 治療と刑罰のあいだで考えたこと
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2021/09/14 |
| JAN | 9784622090373 |
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刑務所の精神科医
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商品レビュー
3.9
28件のお客様レビュー
タイトルからして大変な仕事なんだろうな、と思ったが、淡々とした語り口のエッセイであまり大変さを感じない。刑罰よりもむしろ治療が必要だと思われる収監者(特に少年院)には同情さえ感じる。精神科医ばかりではなく、様々な局面に対応できるソーシャルワーカーも一体になって支援を行う必要がある...
タイトルからして大変な仕事なんだろうな、と思ったが、淡々とした語り口のエッセイであまり大変さを感じない。刑罰よりもむしろ治療が必要だと思われる収監者(特に少年院)には同情さえ感じる。精神科医ばかりではなく、様々な局面に対応できるソーシャルワーカーも一体になって支援を行う必要があるだろうな、と読みながら考えた。凶悪事件を起こして捕まった犯人が、精神鑑定で責任能力を云々されることに少なからず違和感を感じていたが、少し見方が変わった。
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たまたま図書館でタイトルに惹かれて手にした本書だったが、いい本を見つけた。見つけた自分を褒めたいくらい。 とにかく、著者の洞察が鋭くて指摘が的確なのに、押し付けがましくなくてわかりやすくて、でもとても著者の専門に根付いた考察の上に立っているところがとても好感が持てる。 精神医学...
たまたま図書館でタイトルに惹かれて手にした本書だったが、いい本を見つけた。見つけた自分を褒めたいくらい。 とにかく、著者の洞察が鋭くて指摘が的確なのに、押し付けがましくなくてわかりやすくて、でもとても著者の専門に根付いた考察の上に立っているところがとても好感が持てる。 精神医学にそれなりに興味関心のある私にとって、非常に有益な本だった。 著者はエッセイと言っているが、依存や神経発達症に関して、初学者がその概要を掴むのに非常に適した優れた入門書とも言える。事例があり考察が簡潔で、尚且つ症状に適応する主な処方薬についても、大まかな傾向を知るのにとても都合が良い。 コメディカルや、医療職ではないが対人援助職で、医療の必要がある人と接する機会の多い人、これからそのような立場で働く人にうってつけ。 そういう立場の人には、是が非でも一読を勧めたい。 個人情報に配慮して、取り上げられる事例はそれほど細かく描写されていないところがやや物足りなく感じられる面はどうしてもある。 それでも、「虐待が奪いゆくもの」の章では、とても端的にわかりやすく、しかも的確に、虐待の本質やその回復について、本人への影響について、関わる周囲の在り方について述べられていて、本当に秀逸。個人的でありながらとても普遍的な考察で、対人援助に関わる人は是非とも一読すべき章ではないか。 またあちらこちらで述べられている家族問題と犯罪の関係についても、いずれも現代社会の在り方への指摘が鋭すぎる。 とても感銘を受け、またいろいろ参考になるので手元に置いておきたくなり、買いました。 別の著作も読んでみようっと。
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刑務所勤務のお医者さんのお話を、居酒屋とかで話しながら聞いてる感覚になる本だった。エッセイ形式なので読み進めやすい。 刑務所に来る人や出て行く人にそこまで思い馳せたことがなかったので、どういう人が来てどういう困り事を持ってそうか知れたので、知識が広がった。 そして犯罪者自体も、当...
刑務所勤務のお医者さんのお話を、居酒屋とかで話しながら聞いてる感覚になる本だった。エッセイ形式なので読み進めやすい。 刑務所に来る人や出て行く人にそこまで思い馳せたことがなかったので、どういう人が来てどういう困り事を持ってそうか知れたので、知識が広がった。 そして犯罪者自体も、当然ザ・極悪人以外もいるわけであり、その人たちはたまたま国のルールでNGとされることをしてしまったのだなと解釈した。著者も書いていたが、私も何かのボタンの掛け違えがあれば、刑務所に行く側になっていたかもしれないと思う。 再発防止のために出所後支援を行うことが、社会的にも良い(犯罪自体も減るし、犯罪したら2度と通常の居場所に戻れず刑務所と娑婆をループしなくてよくなる)という考えが、現実的だし人に優しい対応だなとは思いつつ、犯罪の内容やその人の気質次第で難しいこともあるんだろうなぁと思い馳せた。
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