常識のない喫茶店

僕のマリ(著者)

• 販売会社／発売会社: 柏書房
• 発売年月日: 2021/09/15
• JAN: 9784760153923

商品レビュー

2024/11/13

正直なところ続編の『書きたい生活』を読むために読みました。
なので内容は期待していませんでしたが、レビューが高評価だったので、どんなもんかなという感じで読み進めていました。
最初は細切れの話が寄せ集まった取り止めのない本だなと思いましたが、
中盤を過ぎたあたりから急に引き込まれて最期まで読み切ってしまいました。
今まで読んだことのない不思議な本です。
『書きたい生活』を読むのが楽しみになりました。

2024/11/10

最高です。いけいけ、もっとやれ。この働くスタンスがスタンダードになってほしいー全力で首を縦に振りたくなるエッセイでした。プロローグの書き出しの「ある日、嫌いだった常連の訃報を聞いたとき爆笑した。」という一文の時点で吹き出した。この素直で斜に構えてて我の強いシンプルな文章がたまりませんでした。
カスハラという言葉が出てきているように、日本のお客様は神様精神はおかしいと思う。お客様も店員も人間。対等な関係であってよくて、気に入らない店には来なければいい。このエッセイの主張するところも、喫茶店のスタンスも最もであると思う。
サービス業や飲食業に従事してる方はとんどんこれは迷惑だということを発信してほしいし、できないことはできないと断って堂々としていてほしい。サービスしたいかどうかは店員さんに決めてほしい。私たちお客さんもそのくらいされないときっと反省しない。
このエッセイの喫茶店のような信念が、いつか常識になることを祈ります。

2024/10/18

自分も接客業の経験があるのでイライラしたり理不尽なことは沢山あったけど、それに対してこうやって言いたい！とか反抗したい！の気持ちを抑えて働いてきたからこの本を読んでたらそれがバカらしくなりました（笑）
でももちろん普通のお店では黙ってるしかできないから悔しいけど、この本は黙ってることがないので読んでてちょっとだけスッキリしたような気持ちになります！
本の内容ほどのあだ名ではないけどあだ名つけたりとかはバイト時代よくしてたな~と懐かしい気持ちにもなりました（笑）
あまり身近にあるような喫茶店ではないけどわたしもいつか行ってみたいな~と思いました！！