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日本人にとってキリスト教とは何か 遠藤周作『深い河』から考える NHK出版新書662
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日本人にとってキリスト教とは何か 遠藤周作『深い河』から考える NHK出版新書662

若松英輔(著者)

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日本人にとってキリスト教とは何か 遠藤周作『深い河』から考える NHK出版新書662

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2021/09/10
JAN 9784140886625

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商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2023/01/09

 信仰するとは何かを知りたくて手に取ったが、少し違った。キリスト教についての知識がないので、理解するのが大変だった。

Posted by ブクログ

2022/05/09

「うめきは、姿を変えた祈りだと言うのです。自分以外の誰かのうめきを聞くことができた時、私たちは、それまで自分がうめくほかなかった試練の意味も、その時同時に感じるのかもしれません。」 「大津にとってキリスト教は思想ではなく、「道」でした。思想であれば、自分の実感と異なるもので...

「うめきは、姿を変えた祈りだと言うのです。自分以外の誰かのうめきを聞くことができた時、私たちは、それまで自分がうめくほかなかった試練の意味も、その時同時に感じるのかもしれません。」 「大津にとってキリスト教は思想ではなく、「道」でした。思想であれば、自分の実感と異なるものであったとしても、それを理解し、受け止めることができます。しかし、「道」の場合はそうはいきません。人はそこにあるものを単に考えるのではなく、生きることを求められるからです。大津は人生を賭してキリスト教を生きようとする。そうせざるをえない経験が彼にはある。しかし、その道の道しるべとでも言うべき進学は、彼と神ーーーすなわちイエスとの関係を強く否定するものだったのです。」 「私が痛くて思わず手をぐっと握ると、相手もぐっと握るんです。すると変なもんで、この人は俺の痛みをわかってくれているんだと思うとね、痛みが収まるんです。心理的に静まるんです。痛い、痛いよー、と思っていたのが、だんだん収まっていく感じになるんです。 その後良くなってから私は考えて、どんな痛みでも苦しみでも、そこに孤独感が含まれているんだとわかりました。」 「阿頼耶識は我執と苦しみの母胎でありながら同時に、救済の現場でもある。闇は罪の淵源でありながら、救いの源泉でもあると言うのです。罪業か救いかの二者択一ではなく、罪業はそのまま救いの土壌になる。罪業と救いは一体だと言ってよいかもしれません。」「罪は罪のままでありながら、救いの契機であり、闇は闇でありながら、それゆえに光への道になる。」 「人は普遍に開かれていけばいくほど、その人はより深くその人になる」 「妻が亡くなってしばらくして、彼は本を通して、アメリカで前世研究と言う学問領域があるのを知ります。世界には前世の記憶を持ったまま生まれてくる子供が少なからずいる。それを調査している研究者に手紙を出して、転生者の情報を得ようとします。磯部は研究者から、インドにその可能性がある少女がいると言う情報を得る。 インドでは「占い師」にも会い、磯部は、ある手がかりを得ます。しかしその一方で、妻が誰か他の人になって転生してくると言うことに、抑えがたい違和感を覚える。目に見える、転生者を探そうとする彼に、ありありと迫ってきたのは、妻と出会った意味と妻が何気なく語った言葉の重みだったのです。」 「玉ねぎ(イエス)は、昔昔いなくなったが彼は他の人間の中に転生した。2000年近い歳月の後も、今の修道女たちの中に転生し、大津の中に転生した。 人間は、私を経て誰かの中に復活する。それも複数の、ある意味では無尽の人々のうちに復活する。死から復活したイエスは、目には見えない形で、すべての弟子たちに現れることも可能でした。 そして復活をめぐる事実として、何よりも重大なのは復活のイエスを経験した誰もが、かつて肉体を持って生きていたイエスに劣らないほどの近く、確かにその存在を感じ得ていることなのです。」

Posted by ブクログ

2022/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 遠藤周作の『深い河』にたいへん感銘を受け、この著書に出合いました。 『深い河』の魔力は、霧のようにわたしにまとわり付き、心を浸食していきました。 脆弱な感受性のわたしでさえ、深層のわたしに気づき、救われました。  そして、本書ですが、わたしが読み解くことができなかった数々の遠藤周作の思いを享受できたことが素晴らしく、嬉しい‼︎ キリスト教については、知識の乏しいわたしには難しいところはありましたが、丁寧で分かりやすい解説だと想いました。 その中で、キリスト教作家ベルナノスの言葉は衝撃的です。 『信仰というのは、九十九パーセントの疑いと、一パーセントの希望だ』 そして、『宗教多元主義』の考察も興味深いものがありました。 『深い河』のガンディーの言葉に言及されていますが、わたしがもっとも心惹かれた言葉です。 『私はヒンズー教徒として本能的にすべての宗教が多かれ少なかれ真実であると思う。すべての宗教は同じ神から発している。しかしどの宗教も不完全である。なぜならそれらは不完全な人間によって我々に伝えられてきたからだ』

Posted by ブクログ

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