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白い薔薇の淵まで 河出文庫
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白い薔薇の淵まで 河出文庫

中山可穂(著者)

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白い薔薇の淵まで 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2021/09/04
JAN 9784309418445

白い薔薇の淵まで

¥605

商品レビュー

4.2

57件のお客様レビュー

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2024/09/17

愛が深ければ深いほど破滅に向かっていくお話。 天国へ向かっていると思ってた道は 気づかぬうちに地獄への道へ。 恋愛は苦しくて儚い程美しい。 傷ついた恋愛、傷つけた恋愛の相手が運命なのか。それとも運命の人に出会う為の試練なのか。これだから純文学はやめられない。 初めて読んだ作家で...

愛が深ければ深いほど破滅に向かっていくお話。 天国へ向かっていると思ってた道は 気づかぬうちに地獄への道へ。 恋愛は苦しくて儚い程美しい。 傷ついた恋愛、傷つけた恋愛の相手が運命なのか。それとも運命の人に出会う為の試練なのか。これだから純文学はやめられない。 初めて読んだ作家でしたが最高です。

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2024/09/09

圧倒された。という感想が先ず頭に浮かびました。 痛いほど、苛烈な愛の話であり、これ以上ない純愛の話。 二人の恋愛は、性が異なれば、ここまで辛いものじゃなかっただろうけど、此処まで深くもならなかったように感じられました。 すれ違って、重なって、反発して、引き寄せて、離れられるのなら...

圧倒された。という感想が先ず頭に浮かびました。 痛いほど、苛烈な愛の話であり、これ以上ない純愛の話。 二人の恋愛は、性が異なれば、ここまで辛いものじゃなかっただろうけど、此処まで深くもならなかったように感じられました。 すれ違って、重なって、反発して、引き寄せて、離れられるのならば、離れたい。でも、離れられない恋愛は人の人生を滅茶苦茶にするんだろうなと思いながらも、読む手が止まらず、読み進めていました。 個人的に印象だったのは、喜八郎が「良い女になった」と度々クーチを褒めるシーンです。彼が彼女を褒める度、塁の姿が目に浮かび、二人の恋愛の壮絶さと深さを思い出してました。

Posted by ブクログ

2024/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても美しくて情熱的で純粋な愛の物語。 読んでるときも、読み終わったあとも、この物語のことで頭がいっぱいになってしまうくらい壮絶な話だった。結末の意味が自分の解釈だけだと落ち着かなくて、グーグルでいろいろと調べてしまった。塁はいつどこで死んだのか、古巻さんは一体何者だったのか、分からないまま結末を迎えたけど、でもこの物語はふたりの愛の物語だからこのことは書かれる必要のないことなのかも。心がめちゃくちゃに掻き回されたかんじ。シンガポール以外行ったことのない東南アジアの描写がすごかった。まるで自分が現地にいるかと錯覚してしまうような表現力。快楽を白い薔薇の開花に例えているのもよかった。少し高いから躊躇していたけど、あの日本屋で、「作者に声をかけられて」、買ってよかった。読めてよかった。

Posted by ブクログ

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