口に入れるな、感染する！ 危ない微生物による健康リスクを科学が明かす

ポール・ドーソン(著者), ブライアン・シェルドン(著者), 久保尚子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 合同フォレスト/合同出版
• 発売年月日: 2021/09/07
• JAN: 9784772695732

商品レビュー

2023/04/16

これまで誰も調べなかった事が書かれている本。5秒間ルールとか、バースデイケーキのロウソク吹き消しとか、手洗いの効果とか、レストランのメニューとか。これを読んだら、習慣を少し変えようと思うはず。

2022/03/11

５秒ルールが世界的なものとは知らなかった！
その他の項目も、本の内容からして最悪の結果と分かっていてもゾッとする。
コロナのおかげでその他の感染症はかなり抑えられているが、腸炎が私の周りではかなり流行しているなど、気をつけていても完璧には程遠いのだと感じる。
そんな状態でも生きていけるような免疫力を付けるしかないな。

2022/02/13

世の中には不思議なことがある。その１つが今回取り上げる本でも言及している「5秒ルール」だ。3秒ルールまたは10秒ルールとも言われるが、床に落とした食べ物は、素早く拾って食べれば大丈夫と信じられている。

残念ながら「5秒ルール」は幻だった著者の行った実験では、5秒という短い時間でも細菌は移動する。統計学的解析によると、接触する時間が30秒、60秒と長くなると、もっと多くの細菌がくっついてくるといううれしくない結果が出た。

床の汚れ具合と落としたものを食べた人の健康状態に左右される面があるが、注意したほうがいいなあ。

スマートフォンは細菌の温床だとニュースで聞いたことはあるが、レストランのメニュー表も危なかった。よく考えれば不特定多数の人が触れるので、バイキンマンが「ハヒフヘホー」と活躍するチャンスを提供している。

メニュー表面に残存していた細菌の割合は、24時間後、48時間後も残っていた。メニュー表をよく消毒して殺菌しないと細菌は活躍し続ける。

誕生日になるとケーキにロウソクを立てて日をつけて祝ってもらう人が息を吹きかけて消す光景はおなじみだ。

しかし、その行為は細菌をまき散らすことになる。細菌を含む水滴の90%は空気中を漂って30分間とどまり、小さい水滴の場合、最長で30時間も浮遊していた。

今回の本は日常生活の身近な所で起こりうる細菌との遭遇に触れているので分かりやすい。ゼロウイルスなんて無理なので、ウイズウイルスで生きていくことを考えたほうがいい。叩いてばかりで自滅した何とか民主党のようにはなりたくないからなあ。