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銀河帝国の興亡 新訳版(1) 風雲編 創元SF文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2021/08/31 |
JAN | 9784488604110 |
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銀河帝国の興亡 新訳版(1)
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商品レビュー
4.4
7件のお客様レビュー
ローマ帝国を下敷きにしつつ、壮大な世界観をぶち上げたのが本当にすごいと思う。 これだけ昔の時代に書かれながら大量の人間のデータから未来を予測できるという視座がすごい。現在のビッグデータを活用した行動経済学などを先んじたアシモフの慧眼に驚く。 読んでいて爽快なのが最初の価値観が時代...
ローマ帝国を下敷きにしつつ、壮大な世界観をぶち上げたのが本当にすごいと思う。 これだけ昔の時代に書かれながら大量の人間のデータから未来を予測できるという視座がすごい。現在のビッグデータを活用した行動経済学などを先んじたアシモフの慧眼に驚く。 読んでいて爽快なのが最初の価値観が時代を経るごとにひっくり返される所だ。 科学を宗教というパッケージにして、科学を忘れてしまった人達を支配する。という最高な設定をさっさと使い捨てにしてしまう所に唸ってしまう。
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SF作品の名作であるアイザック・アシモフの本作品、ようやく初めて読む機会を得ました。2021年に出版された新訳で、3分冊のうちの1冊目となります。あらすじは知っていたものの、確かに興味深い。一番面白いのは、本作品の時間の進み方です。章の間の時間経過が数十年後、数百年後ということも...
SF作品の名作であるアイザック・アシモフの本作品、ようやく初めて読む機会を得ました。2021年に出版された新訳で、3分冊のうちの1冊目となります。あらすじは知っていたものの、確かに興味深い。一番面白いのは、本作品の時間の進み方です。章の間の時間経過が数十年後、数百年後ということもあって、前の章で出てきた主人公は次の章では「伝説の人」になっているわけです。しかし本作品の主人公は冒頭に登場する心理歴史学者ハリ・セルダンでしょう。彼は超長期の未来を見通し、1つの事柄についてだけ「介入」します。それは現在の銀河帝国が滅亡した後の第二帝国成立までの「暗黒時代」を極力短くする、ということで、その介入として銀河帝国の端に2つの「ファウンデーション」を設立します。しかしそれ以外については、介入せず、しかも後世の人々に余計な知識をつけさせない(余計な知識を知ると未来の道筋が変わってしまう)という作戦を取ります。 まだ1冊目しか読んでいませんが、ストーリーの背後には人類史の進化のモチーフがあるように思います。最初は宗教が重要な役割を果たす、しかし徐々に経済原理が統治の重要な役割を果たすという流れになっており、さて経済の次はなにが来るのかというような期待があります。
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来たるべき帝国の滅亡後の暗黒時代を食い止めるべく新しく作られた「ファウンデーション」という国の歴史の話。 誕生日プレゼント本の1冊。有名な本なので題名は知ってたけど、自分じゃ読もうと思わなかった本なので、今年貰ってよかった。すっごく面白かった。文字も小さめ、1ページの中にぎっし...
来たるべき帝国の滅亡後の暗黒時代を食い止めるべく新しく作られた「ファウンデーション」という国の歴史の話。 誕生日プレゼント本の1冊。有名な本なので題名は知ってたけど、自分じゃ読もうと思わなかった本なので、今年貰ってよかった。すっごく面白かった。文字も小さめ、1ページの中にぎっしりと書かれててビビったが、読み始まってしまえば、どっぷり世界に浸れた。 それぞれの章ごとに中心人物や時代が違ってて、その人たちがファウンデーションをどう守ったかが描かれている。時代を経ていくごとに、ファウンデーションの肝である科学が宗教になっていき、それを盲信して他者に押し付ける人も出てきて、あれ、これっておじいちゃん博士(と、創立者のことを私は呼んでた)の望んでることなんだっけ?でもおじいちゃん博士は未来が読めてるんだしなあ…とちょっと考えさせられた。私は考えの押し付けが嫌いなので、「これも想定内ですっ(キリッ)」と言われるとビビる。 この話は三部作だそうで、続きも読みたいと思わせる本だった。
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