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つわものの賦 文春学藝ライブラリー 歴史42
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/09/01 |
JAN | 9784168130946 |
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つわものの賦
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
鎌倉殿の13人の復習である。 御恩と奉公は奴隷的な無償奉仕からの決別である。ビジネスライクな民間感覚である。 源頼朝の旗揚げに賛同した武士団は海沿いのものが多かった。北条や三浦である。平家の時代が長くないという情報を得やすい位置にいた。44頁。
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炎環、北条政子と読み、すっかり永井路子さんの書く東国武士の世界に引き込まれている。 本書は小説ではない。頼朝の挙兵に始まり、周囲の東国武士達についての彼女なりの考察書のようなもの。 彼女も中で何度も言っているが、吾妻鏡やその他の資料を何度も読み返し、歴史学者とは違う小説家として、...
炎環、北条政子と読み、すっかり永井路子さんの書く東国武士の世界に引き込まれている。 本書は小説ではない。頼朝の挙兵に始まり、周囲の東国武士達についての彼女なりの考察書のようなもの。 彼女も中で何度も言っているが、吾妻鏡やその他の資料を何度も読み返し、歴史学者とは違う小説家として、その時代の背景や心情を考えながら謎を紐解いていく。そのアプローチがとてもわかりやすく面白く読める。40年以上前に書かれた文章とは思えないくらい、色鮮やかに頭の中に情景が広がる。 すっかり永井路子さんの世界に入り込んでしまった。 昨今の大河ドラマを見るにあたって、自分の予備知識も広がる。
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鎌倉草創期、頼朝から義時までの、東国の独立と基盤づくりに伴う駆け引きや血の応酬、読んでいると古今東西、時代の変わり目に繰り返される一つの雛型のように思えました。文中で著者みずから何度も言及されているとおり、(細かな史書の読み込みを踏まえてはいるものの、)学者としてではなく小説家と...
鎌倉草創期、頼朝から義時までの、東国の独立と基盤づくりに伴う駆け引きや血の応酬、読んでいると古今東西、時代の変わり目に繰り返される一つの雛型のように思えました。文中で著者みずから何度も言及されているとおり、(細かな史書の読み込みを踏まえてはいるものの、)学者としてではなく小説家としての想像的視点で書かれていることや、40年以上前の著作であることは踏まえておかなければならないかもしれません。それでも、とにかく面白い。事実がどうだったかなんて所詮後世の人間には推測することしかできないとすれば、永井路子さん流の鎌倉はすごく面白いです。小説よりも面白いかも。
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