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誰も語らなかったジブリを語ろう 増補版
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京ニュース通信社/講談社 |
発売年月日 | 2021/08/20 |
JAN | 9784065249413 |
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誰も語らなかったジブリを語ろう 増補版
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
『君たちはどう生きるか』を観て、モヤっとした感情が残っていたが本書を読んでスッキリした。 本書P123より 宮さんの映画に整合性を求めちゃいけないんだって。妄想なんだから。
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宮崎駿監督と仲が良い押井守監督だからこそズバズバ突っ込めて、なおかつ同じ職業として現場の状況を考察しつつ作品の解説をしてて面白かったです。対談形式なのも読みやすかった。
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2023/04/29〜2023/06/08 間に一冊挟んで読了。 互いに才能を認め合っているのに、近付けばケンカになってしまうという宮崎駿と押井守の関係性が面白い。 「ポスト黒澤明の椅子に座っているのが宮崎駿。批判的な評価が国内の批評家から出て来ないという点に於いて酷似している」...
2023/04/29〜2023/06/08 間に一冊挟んで読了。 互いに才能を認め合っているのに、近付けばケンカになってしまうという宮崎駿と押井守の関係性が面白い。 「ポスト黒澤明の椅子に座っているのが宮崎駿。批判的な評価が国内の批評家から出て来ないという点に於いて酷似している」という言説に膝を打った。 P22「自然描写と言えば宮崎駿」 P23「線と塗り分けだけで表現できないものはない」 P37〜38 押井:(略)宮さんは、ドラマツルギーとか構造がある人じゃないんです。」 --その原因は、脚本ではなく絵コンテを切ることから始めるせいなんですか?? 押井:脚本の才能はないよ。うちの師匠とは正反対。師匠の口癖は「演出は脚本がすべてだ。自分の思いなんて入れなくていい。そんなもんは家に帰って日記に書いとけ」だったから。「まず監督としての義務を果たせ」とも言われていた。監督は常に客観性をもち、絶えず修正し続けるんだということを、僕も教え込まれましたから。 --じゃあ、宮崎さんは……。 押井:ゼロです。客観性なんてカケラもありません。 --ゼロとは凄いですね。 押井:本人はあると思ってるけど、ゼロです。 --そういうこと、宮崎さんに直接、言ったことあります? 押井:うん、散々ケンカしているけど、その原因の多くはそういうことだったから。「映画は熱い思いで作るもんだ」というのが宮さんで、僕は「それだけじゃ、ダメでしょ」。だから常にぶつかっていた。 P39 押井:宮さんが言っていたのは「空中戦は世界で一番上手に描ける自信がある。でも、やらないんだ」。なぜ、やらないかというと、戦争を肯定したくないから。でも、本当にやりたいのは空中戦。そこに矛盾を抱えているんだよ。 P49 P134 押井:監督というのは「あえてこれはやらない」と言うことが重要なんだよ。僕は監督って、基本的に引き算の存在たと思っているから。頭のなかはやりたいことでパンパンになっているけど、これとこれは捨てるという決断をしなければいけない。そこで初めて構造が生まれると言ってもいいくらい。
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