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メロンと寸劇 食いしん坊エッセイ傑作選
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2021/08/19 |
JAN | 9784309029788 |
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メロンと寸劇
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商品レビュー
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10件のお客様レビュー
『メロンと寸劇』読了。 初めて向田邦子さんの本を読みました。とっても面白かった。小ざっぱりと読みやすかったし、昭和という時代の空気感がとても粋でした。 中学生の頃に国語の授業で向田邦子さんの「字のないはがき」を読まされ(言い方)その当時から読むには食わず嫌いに似た苦手意識があった...
『メロンと寸劇』読了。 初めて向田邦子さんの本を読みました。とっても面白かった。小ざっぱりと読みやすかったし、昭和という時代の空気感がとても粋でした。 中学生の頃に国語の授業で向田邦子さんの「字のないはがき」を読まされ(言い方)その当時から読むには食わず嫌いに似た苦手意識があった。それから時を経て改めて読んでみるととても面白かった。多分、向田邦子さんの本を読むにはまだ早かったんだろうな… 食エッセイものでしたが、戦前・戦中・戦後の昭和という時代を知ることもできたし、亭主関白なお父さまのお話もあり、昔の古き良き日本を知るのに丁度いい読み物でした。 度々、いろんな著名人が出てきたんだけど、谷川俊太郎さんが出てきたの面白かった。そして“友人”が出てきたんだけど、なんとなく黒柳徹子さんのことかな〜と想像すると笑える。ドラマで知ったんだけど、向田邦子さんと黒柳徹子さんはとても仲が良かったらしい。 いいね。 2024.10.8(1回目)
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さすがの小気味よさである。 P20 思い出はあまりムキになって確かめないほうがいい。何十年もかかって、懐かしさと期待で大きく膨らませた風船を、自分の手でぱちんと割ってしまうのは勿体ないではないか。(昔カレー) P85 別に親の仇が舐めたわけじゃなし、ビタミンCもあることだから...
さすがの小気味よさである。 P20 思い出はあまりムキになって確かめないほうがいい。何十年もかかって、懐かしさと期待で大きく膨らませた風船を、自分の手でぱちんと割ってしまうのは勿体ないではないか。(昔カレー) P85 別に親の仇が舐めたわけじゃなし、ビタミンCもあることだからと、茎までいただいて、口中をサッパリさせることにしている。 P90 刺身のツマや、パセリに生まれついた人間は、凝れば凝るほどお皿の隅っこで、なくては物足りないが、それだけではお腹もふさがらずお金もとれない存在として、不平を言い言い、しおたれていくのである。(パセリ) P123 釣り針の「カエリ」のように、他の恣意だけではなく、甘い中に苦みがあり、しょっぱい涙の味がして、もうひとつ生き死ににかかわりのあったこのふたつの「ごはん」が、どうしても思い出に引っかかってくるのである、(ごはん) P138 酒は水と違う。ゆったりと重くけだるく揺れることを、この時覚えた。わたしには酒も盃も眠っているように見えたのであろう。(眠る盃) P153 (客と主人側の虚実の応対は両方とも真剣勝負)それなりに秘儀を尽くし、真剣白羽の渡会というところがあった。決まり文句を言い、月並みな挨拶を繰り返しながら、それを楽しんでもいた。お月見やお花見のように、それは日本の家庭の年中行事でありスリリングな寸劇でもあった。(寸劇)
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文章がうまい人のエッセイは、どんな内容であれ読んでいて気持ちがいい。改めてそんなことを感じさせられた。 さくらももこのようなシニカルさと、例えのうまさを感じる文章。時々唐突に話が飛び困惑するが、それもひとつのスタイルなのかな?と思わされるようなテンポの良さがあった。
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