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帝国という名の記憶(上) ハヤカワ文庫SF
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帝国という名の記憶(上) ハヤカワ文庫SF

アーカディ・マーティーン(著者), 内田昌之(訳者)

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帝国という名の記憶(上) ハヤカワ文庫SF

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2021/08/18
JAN 9784150123352

帝国という名の記憶(上)

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商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2023/08/14

上下一括感想 下巻にて もはや観念的なサイエンス・フィクション(SF)と言わざるを得ない。 でも、多くの人はそれが好き……私も……

Posted by ブクログ

2022/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 2021年8月刊(原書は2019年刊)。米の女性作家の長編デビュー作。ワケあって「SFを読みたい!」と思い立ち、手に取った。本書を選んだ理由は、「宇宙SFに出てくる帝国ってロマンだよな」と思ったのと「表紙に踊る、【ヒューゴー賞受賞】」の文字に惹かれたから。  遠未来、独立した勢力である採鉱ステーション《ルスエル》から、銀河の1/4を支配する帝国《テイクスカラアン》へ、新任女性大使マヒートが派遣される。《テイクスカラアン》は皇帝の威光の下、その支配は盤石かと思われたのだが……。                    マヒートの視点で、《テイクスカラアン》の宮廷の内情が徐々に明らかになっていく構成。くすぶる皇帝の後継者問題、皇位簒奪を狙う軍人、マヒートが巻き込まれるテロ事件、マヒートに接触してくる、腹に一物抱えた帝国の官僚たち、そしてマヒート自身が抱える「秘密」……。  以上、本書を構成する要素を列挙すると、いかにも面白そうなのだが、この上巻を読む限り、さっぱり面白くならない。  まず主人公マヒートが、大使の割に、他人への依存心が強くて、性格や思考などのキャラクター特有の魅力に乏しい。《ルスエル》が独自に開発した神経インプラント「イマゴマシン」によって、前任大使イスカンダーの記憶と人格が、彼女に移植されているという設定なので、当初はマヒートと「イスカンダーの模擬人格」が軽口を交えた会話をするという「いかにもSF!」という面白いシーンもあるにはある。  だが「ある理由」から、本書の序盤で、マヒートのイマゴマシンは機能不全に陥り、以降、帝国の案内役になるはずだった「イスカンダーの模擬人格」は沈黙したままである。そのせいで、マヒートは手探りで、帝国の内情を調べる羽目になるのだが、その過程もさっぱり盛り上がらず、退屈である。        また帝国人はスリー・シーグラス、ナインティーン・アッズなど全て名前に数字が入っているという設定。そんな人物が大量に登場するので、性別やら性格やら、個々人の判別が途中から付かなくなる「誰が誰やら」状態で、一気に物語から心が離れてしまった(一応、表紙の折り返し部分に、登場人物一覧があるが、見返すのが煩雑で仕方がない)。  ストーリー展開も迂遠で、とにかくのめり込めない。  文章も訳文が悪いのか、そもそも原文からして文章が悪いのか、はたまた私の読解力が足りないのか、意味がよく読みとれず、四苦八苦。10日近くかかって、何とか360ページ余りを読み切ったが、辛い読書体験だった。下巻を入手済みなので、一応、最初の方は読んでみるつもりだが、下巻もこの調子なら最後まで読み通せる自信がない。

Posted by ブクログ

2022/04/13

図書館で。上下巻読了の感想です。 面白かった。大使が一人で事務作業からすべてを行うのは無理じゃない?と思うけれどもそこはそれ。面白かったです。 孤立無援の状況で異文化に一人飛び込むのは、いかほどの勇気と胆力が必要だろうか。異文化をどれほど愛していたとしても。さらに前任者が不穏な...

図書館で。上下巻読了の感想です。 面白かった。大使が一人で事務作業からすべてを行うのは無理じゃない?と思うけれどもそこはそれ。面白かったです。 孤立無援の状況で異文化に一人飛び込むのは、いかほどの勇気と胆力が必要だろうか。異文化をどれほど愛していたとしても。さらに前任者が不穏な状況で不審死を遂げているってどんだけ。イマゴマシンはSF機械だけれども、本来なら新任者に引継ぎを行ったり、他部署とネゴを行うスタッフ全員分と思えばその機械にアクセスすることのできなくなったマヒートが途方に暮れたのもよくわかるなぁ。 自分がどういう状況に置かれているのか、帝国側の思惑も、自分の故郷の思惑もきちんと知らされないで動くって怖いなぁ。確かに彼女はよくやったと思う。犠牲は出てはいるけれども。私は12アゼリアの方が好きだけど、シーグラスの好みが野蛮人の方ならまぁ仕方ないか。

Posted by ブクログ