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立花隆 最後に語り伝えたいこと 大江健三郎との対話と長崎大学の講演
定価 ¥1,760
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/08/06 |
JAN | 9784120054594 |
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立花隆 最後に語り伝えたいこと
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立花隆 最後に語り伝えたいこと
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
立花隆が亡くなってから編集された本。長崎に生まれた著者は戦争の恐ろしさを身をもって実感しており、また大江健三郎は中国からの引揚げ者であり、同様の体験をしている二人には通じ合うものがあった。 保阪正康の解説も良かった。
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2015年に行われた長崎大学の講演と作家、大江健三郎氏との1992年の対談を再構成した本。 前半は、被爆者、核の脅威について。これからこの体験をどう伝えていくか、自分の経験も含めて語る。後半は、大江健三郎氏との対話。約30年前のソ連崩壊の頃の対談だが、その後の環境問題や人口減、移...
2015年に行われた長崎大学の講演と作家、大江健三郎氏との1992年の対談を再構成した本。 前半は、被爆者、核の脅威について。これからこの体験をどう伝えていくか、自分の経験も含めて語る。後半は、大江健三郎氏との対話。約30年前のソ連崩壊の頃の対談だが、その後の環境問題や人口減、移民、格差の問題、戦争の話について語っており、2人の先見の明を感じた。 立花隆は、若者に対して、有効性を求めすぎてはいけないこと(コスパ,タイパの風潮)、大衆運動は99.9%は負け戦なのだから負け続けること、継続こそ力であり、自分の意思を持ち続けることが大事という。またメディアに対しては、視覚メディアと言語メディアでは性格が違うこと。言葉のメディアは、心情的に深いところに届く。視覚のメディアは一瞬で情報を伝えるが、深いレベルで理解するためにはデータなどで二重三重に補足しないと良質な情報にはならない。写真は、言葉と組み合わせて初めて伝達力を持つこと。情報伝達の難しさを感じていると言う。 最後に、保坂正康さんの解説、回想記は興味深かった。 昭和史に焦点を当てて文筆活動をする保坂さんと森羅万象について好奇心旺盛な立花隆とは、同じノンフィクション作家で方向性が全く違うけれど、出来事の真髄を知りたいという欲求は共通している。同年代の盟友として、共感する部分が多かったのだろう。二人には若い頃から接点がありその話も面白かった。(この本が遺作となっている)
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戦争について深い。 加害者被害者では終わらない。絡み合う話。 赤い死体と黒い死体 抑圧された者からの暴力。引き揚げの悲哀。 吉田茂の自問 小倉和夫 シベリア鎮魂歌 立花隆 ヒロシマ・モナムール マルグリッド デュラス
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