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分断のニッポン史 ありえたかもしれない敗戦後論 中公新書ラクレ737
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2021/08/10 |
| JAN | 9784121507372 |
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分断のニッポン史
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分断のニッポン史
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
歴史のifを題材にした作品の評論。ここで危機管理といわれてもなあ、というのが第一印象。考えがばらばらということもあるし、純粋にシミュレーションしているわけでもなくエンタメ性がどうしても入っている。ようは結末がある、という点が研究とは違うところ。
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以下、引用 ●自由主義か共産主義かというイデオロギーの優越だけでなく、価値観の基準にはさまざまな「物差し」が存在する。流通する情報量を「物差し」にする発想に異論はあるかもしれないが、磯田のこの読み替えは重要である。というのは、分断国家ニッポンの発想が冷戦下のみ有効なわけではない...
以下、引用 ●自由主義か共産主義かというイデオロギーの優越だけでなく、価値観の基準にはさまざまな「物差し」が存在する。流通する情報量を「物差し」にする発想に異論はあるかもしれないが、磯田のこの読み替えは重要である。というのは、分断国家ニッポンの発想が冷戦下のみ有効なわけではないことに気づかせてくれるからだ。20世紀は、アメリカとソ連の冷戦構造を背景として、わかりやすい二項対立で世界を把握でき、「分断」の状況も想像しやすかった。しかし、21世紀は、冷戦構造の終結、情報量の圧倒的な拡大等に伴い、単純化して世界を捉えるのが難しくなっている。だからこそ、イデオロギーとは異なる視点(=「物差し」)で現実世界を捉え直す思考実験が求められている。ポスト冷戦期の現代においても、「分断」の発想がさまざまな応用可能性を持っていることを、磯田の論考は示していた。 ●分断国家ニッポンの発想は「下向きの反実仮想」であり、「敗戦後論」と同様、まず私たちに「敗者」の視点を意識させる。そして、そこから世界を見上げ、希望を見つけ出す未来志向の視点につながっていく。太平洋戦争という「共通経験」を持たない新しい世代にとっては、「ありえたかもしれないニッポン分割」というシミュレーションこそ、「敗戦後論」の代替機能を果たす可能性があるのだ。 ●戦争の記憶が残る社会では、「ひょっとしたら」という感覚が残っており、「ありえたかもしれない過去」を「ありえるかもしれない未来」へと連結する思考プロセスが機能していた。(中略)ところが2000年代に入り、戦争の「集合的記憶」が薄れてくると、過去(歴史)への想像力のみならず、「ありえたかもしれない過去」を「ありうるかもしれない未来」へと連結する思考方法も失われてしまった。その結果、単なる物語の舞台装置としてニッポン分断を扱う作品が増えてきた。 ●ニッポン分断という「下向きの反実仮想」がなぜ今必要なのか。それは、ありえたかもしれない最も深刻な事態への想像力が、未来を切り拓く創造力を持つと信じるからだ。 ●加藤典洋「敗戦後論」
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歴史のif。日本が分断されていたらという視点から日本社会を斬る。 終戦工作が遅れていたら日本はアメリカだけでなくソ連やイギリスと分割統治されていたかもしれない。歴史のifではあるが、ちょっとした偶然が重ならなければ起きていたパラレルな世界。 本書は日本の分断や一部地域の独立と...
歴史のif。日本が分断されていたらという視点から日本社会を斬る。 終戦工作が遅れていたら日本はアメリカだけでなくソ連やイギリスと分割統治されていたかもしれない。歴史のifではあるが、ちょっとした偶然が重ならなければ起きていたパラレルな世界。 本書は日本の分断や一部地域の独立という異質な視点から日本社会を解明する試み。 紹介、引用される作品の多さにはただただ感嘆。ただし、結局のところ何を主張したかったのか論点があいまい。
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